6月16日(土)〜17日(日)  芳が平・岩菅山
コース 
1日目  白根火山バス停〜火山口〜芳が平〜白根火山バス停〜弓池〜            白根火山バス停ー万座温泉
2日目  万座温泉ー白根火山バス停ー発哺温泉ー東舘山頂駅〜寺子屋            山〜岩菅山〜一ノ瀬バス停ー飯山駅ー長野駅ー東京駅

16日(土)
   7:20 上野駅発7:20新特急草津1号で出発
9:48 長野原草津口着
9:58 長野原草津口発のバスで白根火山へ
10:58 白根火山着 湯釜を見に展望台へ
11:30 白根火山に戻る 昼食
12:10 芳ヶ平へ出発
13:00 芳ヶ平着 周遊歩道散策
14:40 白根火山着 弓池付近散策
16:05 白根火山発 バスで万座温泉へ
16:25 万座温泉着 指定旅館万座ホテル聚楽に泊まる
今回は職場のワンダーフォーゲル部4人で行く。女性二人は仲が良いらしく、最初の日は見ていると、ずっとしゃべりっぱなし。よく疲れないかと思う。おかげで歩くペースは遅かったが・・・。
   火山口の周りは人が多く、観光地なので、山で来るときはできれば避けたい場所だ。


芳が平までは時折、工事用車両が通る広い下りの道。芳が平は湿原があり、広くて気持ちが良い。

火山口まで行く観光客もここまではあまりこない。
   弓池散策路は静かだが、バス停の目の前なので、やはり落ち着かない。

17日(日)
   8:55 万座温泉発バスで白根火山へ
    9:15 白根火山着      (酒井・石井・椿山の3人は本白根山へ)
                                        青木は岩菅山に向かう
  10:00 白根火山発 バスで発哺温泉へ ケーブルカーで東館山頂へ
  11:10 東館山頂着
  11:40 寺子屋山頂着
  13:30 岩菅山頂着(途中で昼食)
  13:50 岩菅山頂発
  15:40 一ノ瀬着 バスを待っていたら近くにいた人が湯田中まで戻ると  いうので乗せてもらう
  16:30 飯山駅着
  16:50 飯山駅発
  17:35 長野駅着
  17:50 長野駅発
  19:40 東京駅着
  昨日は9時に寝てしまい、おかげで6時に眼がさめた時は気分も良くすっきりとしており、山も天気は快晴で雲もほとんどかかってない。今日は予定していた絶好の岩菅山に行こうと心に決めた。同行の仲間には申し訳ないが、予定のコースやら昨日歩いてきた時の様子といい、どうも私の考えている山行きと今回も何かしっくり行かないものがある。
 朝食を済ませ、バスで近くの別のホテル前のバス停まで送ってもらう。当然朝風呂には入らなかった。筋肉の弛緩は、速く歩く時には特にだるく思えてくるものだ。
 やがてバスに乗り、昨日の白根火山バス停まで戻ってバスを降りる。同行して来た3名とはここで分かれ、10時発のバスをしばらく待つことにする。バスを待っている間にもガスが草津温泉のほうからあがってきて、あっという間にに本白根山も見えなくなってしまった。バスは9時40分頃には来ていたのでバスのそばに行き、ドア−が開くのを待ってさっそく乗り込む。バスの運転手さんが言うには長野県側のほうがこちら群馬県側より天気がいいことが多いそうだ。これを聞いて、ますます楽しみが増してきた。
 バスは予定どり蓮池まで行き、ここで発哺温泉行きに乗りかえる。志賀高原は7年前の平成6年に敏子ときて以来になる。当時長野オリンピックを控え、あちこちで道路工事が行われていたのを思い出す。蓮池周辺もすっかり変わって、信号のあったT字路にトンネルができ、車の流れもスムーズになっている。
 私ともう一人のおばさんだけを乗せてバスが発車し、発哺温泉で降り、少し下ってロープウエイ乗り場に行き、カプセル型の乗り物に乗りこむ。11:10に山頂駅につき、コースにそって少し下ってから、岩菅山を目指す。高山植物園はあるが、今日のコースのことが頭にあり、ゆっくりと見物する気になれなかった。
 道は広い道からスキー場の縁に沿って登るようになると、下がふわふわとしてやや登りにくいところもあったが、すぐ階段が造られているのが分かった。寺子屋山までひと登りし、11:40についたが、休まずににそのまま岩菅山を目指す。金山沢の頭をすぎてからあとは、やや下り気味の、展望の開けた快適な尾根歩きが続いた。少しづつ岩菅山が近づいてくるのが歩きながら見えてくる。
  やがて登りが始まってまもなくノッキリに着く。山頂までもうすこしなので、がんばろうとも思ったが、時刻は既に12:40にもなっていたので、とりあえず昼食にする。昨日食べようと思ってもってきたぶどうパンやりんごがまだ残っていたので、それを今日の昼食にする。
 昼食を手早く済ませ、1:00に山頂に向けて出発する。最初はゆるい登りだったが、すこしづつきつくなり、ハイ松の登りからやや左方向に道が曲がるところまで来ると、山頂らしい石の建立物が見えてきた。


 山頂からは360度の眺めがあり、今まで歩いてきた東館山や寺子屋山からの尾根道が見渡せる。小さな祠もある。記念写真をとったあと、あまりゆっくりもできないので1:50に山頂を後に一ノ瀬へ下ることにする。
 ノッキリからもしばらくは緩やかな下りが続き、大部下ってきたと思ったら、今度は木の階段が幅約2mくらいにわたってきちんと整備されている。しかも段差も少なく大変歩きやすい。木の階段に飽きてきたころ、渓流の橋に出る。志賀高原の源流につき立ち入り禁止と看板があった。水は冷たく気持がいい。汗をぬぐい、水筒においしい水を詰める。この橋からバス停の一の瀬まではほとんど平であきあきするほど単調だったので歩く速さを早めたら、予定より1時間早い3:40にバス停につく。
 バス停を探し出し、バスの時刻表を見たら、つぎのバスは5:05だ。蓮池まで行けば湯田中行きが沢山出ていると思い、タクシ−に電話しようと思って、公衆電話を探したが見当たらない。近くのホテルらしい建物もドアをあけたが誰も出てくる気配がない。丁度その時に竹の子をかりとっている人達が山のほうから降りてきて、どうしたんですかと声をかけてくれたので、訳を行ったら、丁度湯田中方向へ帰るので乗せて行ってくれるという。助かったと思い、お世話になることにする。
 謝礼をしなければと思い、財布を見たら、あいにく一万円札しかない。駅で切符をかって、そのおつりの中から渡そうと思ったが、湯田中の近くの長野電鉄の駅についたが、ナンと無人駅。そうこうするうちにもう少し先の電車の方がが本数が多いからともう一度乗せてくれた。結局飯山駅まで50分近く乗せてもらい、1000円で申し訳ないがガソリン代でもと渡してきた。
 帰りの新幹線の中で100名山を完登し、200名山に挑戦中で、今日は御座石山に登ってきたというお姉さんと一緒になった。岩菅山も200名山でまだ登っていないというので今日の話をしてきた。しかし、1年間に100のうち26も行ったという話はあきれるやら驚くやら、男にはとてもできないと思った。