9月8日(土)〜9日(日)  妙高・火打山
コース  
1日目  妙高高原駅ー笹ヶ峰〜黒沢〜高谷池ヒュッテ〜火打山〜高谷池            ヒュッテ〜黒沢池ヒュッテ
2日目  黒沢池ヒュッテ〜妙高山〜

9月8日(土)
 東京駅午前6:26発の長野行き新幹線で出発する。東京は曇っていたが、長野に近くにつれ、だんだん天気は良くなる。妙高高原駅からバスに乗り換えてしばらくすると、青空が見えてきた。終点の笹ヶ峰バス停で下車した時は、空には雲がほとんどないほど晴れていた。黒沢までは緩やかな登りで、橋を渡った対岸で、少し早いが水場がここから先はないので、ゆでうどんの昼食にする。水は冷たく茹だったうどんを冷やすのも早い。持参したねぎや茗荷の薬味類もまな板の上で刻んで行く。つゆにつけておいしいうどんを食する。約1時間をかけてゆっくり昼食をしたが、今日は火打山を往復してから、黒沢池ヒュッテまでたどり着かなくてはならない。あまりゆっくりはしていられない。
 11:30に黒沢を出発してからは十二曲がりの急な登りだ。稜線に出たあたりで汗をぬぐう。ここは標高1790mだ、あとひとがんばりで富士見平につく。ところがここからが、だらだらとした登りが結構長く続いた。結局富士見平まで休憩を含め約1時間40分かかってしまった。ここのコースタイムは1時間20分だが、少しきついと思う。富士見平からは登りはないが、岩や木の根で、進むのに思いのほか時間がかかる。高谷池ヒュッテに1:50についた。


  が、部長が急に時間がないとかちょっと先の天狗の庭あたりまでではないかと言い出す始末。時間がなくなるのなら、時間のかかる食事は始めからやめたほうが良いのでは?せっかくここまで来て100名山の火打山を登らない手はないのではない?部長も古野さんもなかなか出発しようとしないので、青木だけが先に火打山に向けて出発する。(後で聞いた話ですが、古野さんが天狗の庭まで来て岩伝いに遊んでいたら、足に異常が発生したので、部長も同行して火打山には行かず、まっすぐ黒沢池ヒュッテに向かったとの事。)
 火打山までは登りは緩やかだが、距離があるので、結構時間がかかるようだ。


また、だんだんガスってきて、山頂についた時は既にガスの中で展望がきかない状態だった。


記念撮影をしてすぐ元来た道を引き返す。
登山道の途中では若い人達が斜面が崩れないよう、杭や板を打ち込む作業をしていた。
 高谷池ヒュッテには4:15に戻り、10分ほど休憩後出発し、一人黒沢池ヒュッテを目指す。


黒沢池ヒュッテに着いた時はすでに二人とも食事に取り掛かっていて、おいしいカレーができ上がっていたので、小屋に入らず、そのまま食事をいただく。ビールも1日歩きづくめだったのでおいしかった。疲れていたせいか、食事が終わると酔いが体中にまわってきて、山小屋の中に案内され、3階の寝る場所にたどり着くと蒲団を引いて、歯を磨くのが精一杯で、いつのまにか寝てしまったようだ。

9月9日(日)
 夜何回か目を覚ました時も外は雲ばかりで星の一つも見えなかった。
朝は5時に起きたが、雲が厚く時々山すそのほうに晴れ間が見えるも、またすぐにかくれてしまう状況だ。朝食の準備をしていたら、私(青木)のボンベのガスが途中でなくなってしまった。ここの水は煮沸しないと飲めないし、昼食時のソーメンをゆでる時のガス使用量を少なくなるように冷まし湯を水筒に入れた。さてドーム型の小屋(富士山頂測候所の建物にそっくり)を後にして、一路妙高山に向け7:00に出発する。長助池分岐までは緩やかな道が続く。分岐に着くと妙高山への急な登り道が目の前に見える。分岐を7:50に出発し、少しづつ、昨日の疲れの出方を見ながら、ゆっくりと登る。岩が大きく、足場を探しながら登る。急なので、下りもかなり時間がかかるはずだ。登り始めて1時間ほど立つと稜線に出たのが分かる。しばらくすると道が急に平らになったと思ったら、北峰(2446)に着く。

視界は全くきかない。仕方ないので、記念撮影を済ませたら、南峰(2454)に向かう。ここは祠があったが、同じようにガスッて何も見えないので、写真を撮ったら下山することにする。
 下山路の途中、鎖場はあるが、そんなに危険なところではない。天狗平に10:15に着いた時はすでに雲はすっかりとれていた。計画では燕温泉に下るつもりだったが、水場がないため、ここから右に進み、近くに水場のある大谷ヒュッテで昼食をとることにする。

大谷ヒュッテは無人小屋だが新しく、寝具も整っており、2階建てだが、1階には10人は十分寝られる広さがある。部長のガスだけでなんとかソーメンをゆでることができ、水場から汲んできた冷たい水でソーメンをゆがく。
 大谷ヒュッテで12:15までゆっくり休憩し、一路池の平温泉の日帰り風呂へ向かう。ところが、池の平温泉へ下る分岐点を見逃し、気がついた時はかなり下の方まで下ってしまっていた。スキー場の草原を下ろうとしたが草の背丈が結構高いのであきらめ、途中に地図上の点線の道の入口があったのでそこまで戻り、下ることにする。林の中の道なので、風通しが悪くて暑く、蚊に刺されるなど苦闘しながらも2:50にバス通りに出て、バス停には3:00に着く。部長、古野両氏は日帰り温泉に浸かるが、私(青木)は時間も遅くなったので3:30のバスで先に東京に戻る事にし、バス停で解散とした。