8月23日(土)〜24日(日)鳥海山
23日 東京駅―酒田駅―大平口
24日 大平口〜御浜小屋〜文殊岳〜行者岳〜御室小屋〜山頂〜御室小屋〜行者岳〜文殊岳〜御浜小屋〜大平口国民宿舎ー酒田駅―東京駅

 前日の22日に割引のおはよう庄内切符が手に入ったので、7月に行きそびれた鳥海山に急きょ行くことを決めた。

 23日
 7:36発の山形新幹線で新場で乗換え酒田駅に着く。登山客の姿はちらほらと見えたが、駅前の食堂で昼食を食べバス停に戻っても誰もいない。時間もあるので始発のバス営業所に向い、そこから乗ることにする。
 バスに乗り込んだのは結局3人だけだった。駅前に止まっても誰も乗ってこなかった。心配になり山小屋に電話すると、皆キャンセルしたとのこと。今日も雨?と思い聞き返すが、バスを降りたら再度連絡してほしいとのこと。
 道が鳥海ラインの登りに差し掛かると、だんだん雲が厚くなり、視界も悪くなり、標高800m付近に差しかかったら、ワイパーが動き出した。バスの他の2人は今日は大平台バス停のそばの国民宿舎に泊って、明日登るとのこと。
 バスが大平台に近づくと雨は本降りになり、風も強くなってきた。
 これでは今日の登山は無理とあきらめ、私も大平台で降り、国民宿舎に泊ることにする。
 着いて尋ねてみると、この天気で国民宿舎もガラガラだった。明日は少しきついが、明日の天候(曇り)に期待して泊まる。登山口も予定の鉾立に比べて少し標高が低く、登る時間も40分ほど余分にかかるが、最初から濡れるよりもましだと思う。昼食も頂上で作っている余裕はないし、朝早いので2食の弁当を作ってもらうことにする。部屋は結局3人。大きい広間みたいな部屋なのでがら空き状態だ。時間があるのでゆっくり風呂に入って5時半の夕食を待つ。明日は4:30起床5:00出発と決める。夕食時にビールと酒を飲み、6:30には寝てしまった。夜中雨が降ったりやんだりで気になった。

24日
 4:20別の人のベルで目が覚める。雨は降ってはいるがかなり小降りになっていた。合羽を着て、身支度を整え4:50に入り口の鍵を開けて外に出る。もう十分明るい。10分程バス通りを歩いて、右手に大平口登山道入り口がある。ところが登り始めて道が沢の様になっていて歩きにくかった。道は玉砂利の入ったコンクリートだ。しかし15分もすると沢状態は解消され、しかも石が敷いているので歩きやすくなった。5:30下に国民宿舎が見える展望台に出ると、高い木はなくなる。ここからも清水天神(5:45)とよ(6:00)河原宿(6:15)登なだらかな道が続き、御浜小屋には6:45に着く。途中から雨は止んでしまった。ここで朝食を食べている間に、再び雨が降り出し、扇子森(御田ヶ原)七五三掛(しめかけ)で谷の道と別れ、文殊岳、伏排岳までは登りが続くもそこからはなだらかな道になった。

行者岳(9:20)から御室まで50mほど下る。御室小屋で国民食者で一緒だった人は車なので鉾立から入り、もう山頂まで往復してきたとのことだった。
 雨が降っていたので、山小屋の隅に荷物を置かせてもらい、山頂に向かう。

大きい岩の急な道を登り、登りきったところでまた下る道だったので、途中であきらめて降りる。この頃雨は本降りとなり、靴の中も水浸しで、御室小屋に休む余裕もなく、早々と下山の道をたどる。霧も出て一時道に迷う。七高山で写真を撮り、

一路下山。下山途中で急に霧がはれ、日本海が見える。


 途中御室小屋でぬれたものを再びリュックにしまい、パンを1個食べ、早く国民宿舎に戻ることにする。帰りの大平口の登山道も朝と違い、水の量も少なく楽だった。
 バス道路に出た途端、急に天候が回復し、太陽が道路や樹木を照らし出してきた。
 国民宿舎のい戻り、濡れたものを広げ、靴の中には古い新聞紙をもらい詰める。ビールを飲みながら遅い昼食にする。
 15:30のバスで酒田駅に出て、新潟経由で向ケ丘遊園駅に10:50に着く。