6月11日入笠山
コース  沢入登山口〜入笠湿原〜入笠山〜入笠湿原〜鐘打平〜お花茶屋〜すずらんの里駅

   今回もバスツアーとなってしまった。東京地方は一昨日から梅雨に入り天気予報は週末から雨模様。入笠山行きのバスが今週からスタートするらしいことは昨年のバス時刻表からも推測できていたが、我家からだと駅まで30分歩かねば、特急電車に乗らないと間に合わないので、とても高くついてしまう。その点今回のバスツアーは5500円で往復でき、朝も6時過ぎのバスで十分間に合う。雨の日に駅まで30分歩くのは大変しんどいし、前日から降っていると気分も暗いまま朝を迎える。ということでまたまた一人旅はお預け。
   当日朝は本の小ぶりの雨。傘を差しながら出発の新宿に向かう。新宿でバスを待っていると雨もほとんどやんできた。7:20にバスは新宿をスタート中央高速に乗る。所が乗ったとたん事故渋滞。抜けるのに約45分程度かかってしまう。今回のツアーガイドの人が「事故は交通事故も山の事故も同じですね。起こした人も大変だが、周りの人にも大いに迷惑をかけてしまう。」といっていたが、誠に言い得て妙だ。さて、バスは10:45に登山口に着く。予定では入笠湿原までことになっていたが、観光シーズンは大型バス規制があり登山口からの出発となった。雨は降っていないがどんよりとしている。身支度を整え、準備運動をして出発する。春ゼミがうるさいくらい鳴いている。標高は約1470mだが、ここから入笠山山頂の1955mまで約480mの登りだ。最初はきつい登りがあったが、しばらくするとジグザグのゆるい勾配の道となり、やがて12時少し前に入笠湿原に着く。


                                             入笠湿原全景

                         スズラン                                         クリンソウ

             湿原の案内板の前にて

広さは約19000uあり、中央が凹形の地形になっていて、木道が整備され、すずらんの花が咲き誇っている。ここで12:50まで昼食と散策の時間だ。相変わらず小雨が降っているので、大きな木の下で幹を背中にして持ってきた昼食を広げる。すずらんの他、赤いクリンソウ、黄色いキンポウゲ、白いアマドコロ、そしてまだ蕾が多いオレンジ色のレンゲツツジ、桜さらに白と赤のグミの花。
  散策後12:50に出発し、入笠山へと向かう。御所平峠を過ぎ山頂へ向かう登山道へ入る。人が多くて、たびたび立ち止まることになる。山頂へは1:25につく。


                               山頂にて

風が強いが、周囲の山々は雲に厚く覆われており、、南アルプスも八ヶ岳も何も見えない。しかし麓のほうは天気が良いらしく見渡せた。山頂部分は樹がなく、晴れれば展望はすこぶる良くなるのは確かだ。記念撮影後、早速下山することにする。
   先ほどの御所平峠にもどってから入笠湿原を見渡す山彦荘の前を戻り、鐘打平を通って、昔の登山道を下る。今はマウンテンバイクの通り道となっており、キロ数表示も出ている。一般車も通行止めのため、バスも通うようになってからはバイク以外は利用する人もいないようだ。小屋の廃屋があちこちにあった。
   4:00少し前に舗装道に出て、やがて展望の開けた先には中央線の電車が見えた。4:15に『すずらんの里駅』に着き、待っていたバスに乗って近くの温泉施設『ゆ〜とろん水神の湯』につかる。硫黄の良い温泉だったし、ビールもおいしかった。帰りもまたゆっくりバスの中で寝てしまった。新宿駅には7:45に着き、自宅には9:00少し前に着く。帰りのバスの中で添乗員さんからこの山は展望の山の説明があり、ぜひ天気の良い日を選んでもう一度来てみたいと思った。また、2週間後に3900円のツアーが予定されて今募集中とか。まだ行ったことがない山なので早速申し込んでみようかと思った。

入笠山