男山・天狗山 9月10日(土
コース 自宅ー信濃川上駅〜男山〜天狗山〜大深山中央ー信濃川上駅
     −自宅

 北海道は予定した二山のうち一つは台風のため、登頂できず、すっきりとせず、休暇を申請して自宅にいるとまた土日を利用して行きたくなった。中央線も今までは甲府の手前までしか行っていなかったが、時刻表を調べると、小淵沢から先も、例えば小海線の山も行けることが可能とわかった。おそらく小海線の山では最遠の山が男山と天狗山ではないかと思われる。
 朝4時10分に目覚ましで起き、5時に自宅を出発し、5時30過ぎの遊園発の電車に乗り、登戸で南武線に乗換え、立川で中央線に乗り、八王子発6:34の各駅停車松本行きの電車に乗る。結構この電車は人気があるらしく、始発の八王子駅で座席はほぼいっぱいとなる。4時過ぎに起きたせいか眠くなり、1時間半ほど寝たり起きたりを繰り返した。甲府を過ぎてようやく眠気も覚めた。天気は良いが残念ながら、南アルプスは雲が掛り、山々が見えない。小淵沢に9時につき、小海線にほとんどの人が乗りかえる。2両編成のため、座れない人が結構いる。森林帯の中を住宅や別荘の建物の中を進んでいく。清里や野辺山の駅以外は無人駅のようだ。清里駅を過ぎると、日本の鉄道の最高標高の踏切りや宇宙天体観測所を周りに見ながらのんびりとした高原地帯になってきた。信濃川上駅は野辺山の次の駅で、近づくにつれ、男山と天狗山が車窓から見えてきた。高くそびえる2つの山は近くにはない山姿なので、目立つ。信濃川上駅で降りるとき、スイカで降りようと思ったら、使えないといわれ、しかたなく現金で払う。また、一旦スイカで乗ったので取り消しの証明書を書いてもらったり、その間、駅の係員は出てこず、運転手と車掌に対応させてしまったので、発車が1〜2分遅れてしまったようだ。
 駅前は何もなく、自動販売機でスポーツ飲料を買い、水を補給しようと思ったが蛇口がなくやむを得ず、トイレの手洗いの水を補給する。さて、地図を便りに男山入口まで15分でたどりつき、

山道を登り始める。25分ほど歩いて、山道が2つに分かれるところにくる。少し迷ったが、右の道を選んだ。左の道に比べて、タイヤの跡があり、いやな予感がした。しかもすぐ道がくねくねと曲がり始めた。しばらくして15分ほどで上のほうを見ると尾根らしい空が見えてきた。やけに早いと思ったら、「無断登山者に罰金」とある看板が出てきた。すぐ地図を見るとどうやら別の山に登ってしまったようだ。慌てて駆け足で登ってきた道を下る。元の道に戻って、4人組とすれ違い、左の道を登って行く。しばらく樹林帯の中の緩やかな道から急に男山の山頂が見えてくる。かなり標高差はある。やがて道が急になり、木をつかみながら、ようやくの思いで登る。急な登りは結構長く、なかなか空が見えてこない。それでもなんとか12:30に尾根につき、左に登ると5分ほどで頂上につく。

天狗山を望む
山頂から北を望む
男山からの展望は360度だが、雲が掛り、八ヶ岳も南アルプスも見えない。写真を撮り、食事のため湯を沸かしているとさっき下ですれ違った4人組が登ってきた。写真を撮って上げた後、持ってきた酒を勧められたが、丁長にお断りする。さて食事もそこそこに1:10に天狗山目指して出発する。岩の多いやせ尾根もあるコースだが、アップダウンが少なく、時間が掛る割りには足の負担は少ない。やがて、2:00に分岐点につき、最後の登りに掛る。天狗山の登りも急で疲れてきた足には応えた。2:35には山頂につき、360度の展望を楽しむ。


ゆっくりしたいが、バスを逃すと大変だ。地図を便りに道を下るが、足跡はあるが草が覆っている。それでも、木に赤いテープがしっかりと巻きつけられているので安心していたが、途中1箇所だけ、道が途切れかかっているところがあり、わずか10m先には踏み跡があったが、1人で行動するとこういうところも心細くなってしまう。さて、最後はゴルフ場のすぐそばまで来たが、ここでまた道がわからなくなったので、思い切ってゴルフ場に出てしまう。作業している人に尋ねたら、道を教えて切れたが、バス停までまだ3km程度あるとのこと。すでに3:40近くになり、4:16のバスの時間までもう40分もないので、道に出てから走った。3:50に途中畑で作業している人に尋ねたら、道なりに行って12〜3分程度でつきますといわれホッとする。バス停には4:05につき、近くの自動販売機でジュースを買いのどの渇きを癒す。バスはやや遅れてきたが、バスには結局誰も乗ってこなかった。信濃川上駅で切符を買い、近くの店でビールを買い今日の山を反省する。小淵沢から特急電車に乗る。夕方は雲が一部取れ、南アルプスでは鳳凰三山が望めたが、それ以外の山は雲の中だった。また甲府ちかくなってからは櫛形山や富士山が見えた。自宅には8:30に着く。

費用 登戸〜信濃川上3260円 小淵沢〜八王子自由席特急1780円
    バス大深山中央〜信濃川上220円  その他飲み物
追伸
 帰ってから、最近の地図を調べたら、天狗山からの下りは天狗山を越して馬越峠の途中から下る道があるとのこと。道の情報は変わるので常に最新の情報を入手すること!!
 コースは逆を勧めるが、大深山中央までバスが朝あるか、疑問である。