5月21日丹波大菩薩道
コース  丹波(タバ)(9:30)〜藤ダワ((10:30)〜追分(11:25〜11:35)〜ノーメダワ(12:05〜12:35)〜フルコンバ(13:25〜13:30)〜大菩薩峠(14:00〜14:20)〜裂石バス停(16:00〜16:47)ー塩山駅(17:11〜17:50)ー自宅(20:30)

標高 丹波630m 藤ダワ980m 追分1330m ノーメダワ1370m フルコンバ1670m 大菩薩峠1900m
裂石バス停880m

   今回は昨年10月に大菩薩峠から牛之寝というコースを歩いてから、すぐ近くに同じような丹波に抜けるコースを見つけて以来行きたかった。前回は大菩薩峠から下りのコースを選んだので、今回は逆に丹波からの登りのコースにした。牛ノ寝コースは結構コースタイムが長いので、歩くなら日の長い春の方がお勧め。
   朝一番のバスに乗り、登戸駅〜立川まで南武線で出て、立川行きの電車に乗る。7時5分立川始発の電車にはおり返し電車が到着する前に列ができ始め、電車のドアが開いて、乗っていた客が降りるやいなやすぐに席は埋まってしまった。
   終点の奥多摩駅には8時23分につき、リュックを背負った人々がドット降り、目の前のバス停にほとんど全員が乗り込んだり、列をつくる。さすが土曜日なので臨時バスが出て、途中の「鴨井西」まで行くらしく、先に出発する。8:30発の終点丹波行きのバスはほぼ満員で、ようやく鴨井あたりから空席ができる。終点で降りたのは10人程度だった。バス停には大きい周囲の山のコース図があるが、なぜか大菩薩方面は記載がない。登山道の入口がわからず、近くを通りかかったご老人に尋ねてみたら、私が行こうとしている貝沢コースは途中まで車道だが、その先は草に覆われて見つけにくいのじゃないのかという返事。最初から道を探すのもいやだと思い、仕方なくバス通りを少し戻って、役場前から入ることにする。バス通りを右に折れ、途中から急になる道を進むと大きな滑り台乗り場の横から右に入る山道があり、大菩薩峠行きの標識が見える。ここで少しショートカットして山道に入れた。
   登山道は杉に覆われたくねくねとした幅の広い道だ。木陰なので暑い今日には助かったが、やがて杉の林も終わり、少しづつ日向の道になってきた。暑い、5月のまだ中旬だというのにこの暑さでは、6月は大変だ。しかし、山ツツジの花が見事で展望も開けてきて少しは気分的にも助かる。向こうの稜線のひとつは前回歩こうと思っていた、サオラ峠ではないか。やがて登りが一段落したら、高尾天平につく。あずまやが3基ほどあり、また、小さな標識が沢山あるが、テントの設営場所か?ナラの木が多く平坦で広々として実に気持ちがいい。10分ほど歩いて下ると藤ダワにつく。ここは貝沢コースからの道もあり、また登山道入口からの越しダワからの道もある(途中越しダワからの道は工事中で通行止めだったので天平コースに回ったのだが?)。
   藤ダワからの登りは山の斜面に沿っており、勾配はゆるい。やがて沢の音が聞こえてきたのでいよいよ地図にあった沢を渡るところが近づいてきたようだ。所が、沢には立派な橋がかけられおり、拍子抜けしてしまった。追分は南側に展望が広がり気持ちのいいところだ。牛ノ寝や雁が腹摺山、黒岳らしき山が見える。

              見事な山ツツジ                                                   追分にて

しかし時間は11:30、今日はこれからまだ長いので10分ほど休憩して先を急ぐ。次のノーメダワへの道は緩やかに登った少し下り、急いだため30分で着く。ここも開けて気持ちのいいところだ。12時なったので昼食にする。標識板には大菩薩峠まで1時間30分とある。どうやら2時ごろには峠に着きそうだ、裂石バス停の最終17:10には十分間に合う。食事のレトルトカレーを見てびっくり。大分前に買っておいたらしく賞味期限が昨年の8月で切れている。気にしないで食べるが、カレーの辛味が分離して中辛なのにやけに辛い。ノーメダワに着く前に1人すれ違ったが、食事をしていも誰も通りかからない。道は分かりやすいが、あまり歩く人はいないようだ。
   食後また登り始める。まだ峠まで500mの登りだ。休憩したので少し楽になった。途中マウンテンバイクに乗った若い2人連れとすれ違う。杉の林になったと思ったら、登りも緩やかになり、少し下って、フルコンバにつく。フルコンバからはのぼりも緩やかになり、石畳の道も出てきて歩きやすくなった。やがて右に稜線が見え大菩薩峠の標識の頭らしきものが見えたと思ったら、大菩薩峠にヒョイと出る。

                 紫色の山ツツジ                                    大菩薩峠にて

汗を拭う。気がついたら大分晴れてきていた。この峠からの眺めは何回来ても笹の広がった尾根などが望めて気持ちがいい。今回も何回目かの記念撮影をする。近くの人がうまそうにビールを飲んでいる。普段は山ではビールは飲まない主義だが、今日は女房も娘のところへ行って留守だ、あとは下りだし、気を使うこともないので缶ビールを注文する。さすが冷えていて乾いたのどには実にうまい。空は晴れていて、今日の長いのぼりを歩ききり、実に気持ちがいい。20分ほど休憩してから、ゆっくり下る。峠には新しい休憩舎とトイレができていた。福ちゃん荘、上日川峠、丸川峠登山口を経由して裂石バス停に4:00につく。
   所が、バスは4:47発だが、塩山駅の接続が悪く、バスが着いてすぐ5:11に上り普通電車が発車してしまい間に合わない。次のバスの5:10に乗っても同じ5:50の電車になってしまう。しかも5:11発の電車は平日は5:22発だというから始末が悪い。何とかしてよバス会社さん!なんだかんだで自宅には8時30分に帰る。
   今回のコースは標高差が約1250mあり、しかも歩行距離も約16kmある。登りが長いので、健脚向きのコースではないかと思う。