6月11日(日) 雨乞岳
コース  雨乞岳登山口〜丸山(ホクギノ平)〜雨乞岳山頂(2036.8m)(帰りも同じ)

 いよいよ梅雨に入り、天気を見ながら山に行く季節となった。雨乞岳という山は聞いたことがなく、今回のバスツアーの募集で始めて耳にした。場所は南アルプスの北東側に位置し、大岩山の向こうに甲斐駒や鋸岳が見える位置にある。さぞかし近くに見えたら良い眺めだろうなと思っていたが、生憎の天気で、雨が降ったりやんだりで、展望は残念ながらえられなかった。それでも、名前が許せる山である。それと、コースタイムも登り4時間下り3時間10分と長い上、山頂近くまでほとんど展望がなく、山好きの人しか行かない山である。そんな山だから、男性が多いと思ったら、女性の方が圧倒的に多かったのにはやや驚いた。
  当日朝7時に新宿を出発して、中央高速を小淵沢ICでおり、一般道を登山口へ向かう。登山道入口はサントリーの白州町の工場のすぐそばだ。石尊神社の前の駐車スペースにバスを止め、9:45に出発する。

   出発するときは雨はやんでいたが、30分ほど登り始めたところから、雨がぽつぽつと降ってきた。合羽を着たが、しばらくは林の中だったので、上だけですんだが、やがて降り方も強くなり、下まではくようになると暑いので、合羽の前を開けて歩く。道は昔、木の伐採に使ったので、左右両脇に比べてくぼんでいる。展望もなく、短調な登りが延々と続く。やがて平になると、丸山(ホクギノ平)に12:10に着く。


 ここで30分ほど昼食休憩になる。杉の樹林帯の中だが、枝が上の方しかないので、明るい。
  丸山(ホクギノ平)からはしばらく、登ったかと思うと平な道になったりを繰り返す。途中、何枚か板にかかれた道案内があったが、彫りこんでいないので、マジックの文字も消えかかり、良く見えない。やがて最後の240m程の急登にさしかかる。ここまで来ると樹木もまばらになり、道が水を含んで、ゆかるみ状態になっており、所々滑って登りにくい。


   山頂には2:15に到着する。霧の中で展望はまるっきりない。東の方向が木がなく展望が広がっているので、八ヶ岳は良く見えるのではないか。一方、甲斐駒の方向は樹があり、あまり良い展望とは言えない。今日の記念写真は山頂の1枚とあわせて3〜4枚だけだ。こんなときもあるだろう。
  2:30に下山を始める。参加している人は今日は皆、下りも強いようだ。女性の中にも特に遅れる人はいない。ペースが遅くなり、いらつく事もなかった。休憩も3回摂ったが、休憩地点に着いてから出発までも、雨天の中でも、てきぱきと素早い。常に「一番遅い人が着いてから5分後に出発」の原則を貫いている。また、休憩地点ごとに登りと同様、班ごとに順番に入れ替わるので、遅く着いた人が休憩時間が短くなるのも、公平だ。某社はペースが遅く、休憩時間も長いため、行動に時間がかかることが多く、特に下りは弱い人が多く、ペースが遅くなり、いらつくことがしばしばある。
  5:15頃バスの待つ登山口に下り着き、女性が車内で着替えの時間を確保していた。ただ残念なことは、整理体操(クールダウン)がなかったことだ。やはり1300mの下りは、ややゆっくりな歩調でもクールダウンをしないと筋肉痛が残ってしまう。5分程度行ったので、翌日以降痛みは残ったが、軽くてすんでいる。
  着替えが済み、登山口を出発してから途中、サントリー白州工場の入口にあるコンビニに寄り、酒類等の飲み物を確保して、高速に向かい、8:40頃新宿に着き、我が家には9:30頃帰る。車中で飲む、ビールと酒の美味しさは又格別だった。

追伸
    登山口で高崎から5名ほど女性のグループが来て一緒に登ることになっていますと案内があったが、料金はどうなるの?ましてや車でこられるのなら、一緒に登らずに、自分たちのペースで登れば良いじゃないの?それとも、そんなに山の行動に自信がないの?
  一緒の班のリタイヤした男性は自分自身の糖尿病の件で、ご飯を急いでたくさん食べる人がなりやすいとか、最近は以前と比較して基準が厳しくなったとか、投与される薬の副作用でおならが出やすくなったとか、言っていたが、山には詳しく、藪こぎが好きでコンパスと地図をもって良く藪こぎをやったが、今の人は地図を読めないとか、さっき通ったあそこに案内板があったとか、言っていた。

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