2月25日(土)  二子山
コース  池袋ー西武秩父ー小鹿野役場ー長沢〜股峠〜西岳〜股峠〜東岳〜股峠〜長沢ー小鹿野役場ー西武秩父ー池袋 

 わけあって、行けなかった二子山にようやく行ってきました。25日には行く予定はなかったのですが、前日の天気予報で曇りから晴に変わり、かねてから行きたいと思ってきた二子山に登りました。バスの時刻表の手違いもあったのですが、何とか無事に東、西とも頂上に立つことができた。
 自宅を5:20に出て向ヶ丘遊園駅から5:55の急行で新宿に出た。車内はこんな早い時間なのに、座席はふさがっている。途中で座ることができ、6:15過ぎに新宿駅につき、山手線で池袋に出る。池袋駅で西武線に乗換える。西武秩父駅発8:30のバスに間に合うよう、6:50発の特急に乗る。全席指定で乗車券と別に特急券620円が必要。しかし、いざ乗ってみると、リクライニングはあるし、座席に余裕があって楽だ。今朝の寝不足もあり、いつのまにかまどろんでしまう。
 西武秩父についたら、2回目の改札が下りられず、どうやら券を買う時、特急券しか買っていないことがわかった。西武線に乗る時、改札はパスネットで入ったので、乗車券は最低料金しか払っていなかった。(最低乗車料金がどこへ行ってしまったのか、パスネットも残がゼロになったため池袋の駅に捨ててきたのでわからない)
 駅で昼食とカロリーメイトを買って、バスに乗る。バスの時刻表には8:25発とあり確か04年冬春号で家で調べたときは30分発なのにおかしいなと感じた。(西武バスは30分で町営バスが25分だった)バスに乗り携帯で小鹿野役場からの接続バスの時刻表が変わってないか確認しようとしたが、バスの営業所にかけてもつながらない。そうこうするうちに小鹿野役場についた。
 早速バス停の時刻表を調べたら、土曜日の時刻表は平日と一緒でなく日曜日と一緒になっており、9:25発の坂本行きのバスは今日はない!仕方がないので次の10:00で行こうかともっていたら、バス停で待っていた山登りの人から声をかけられ、9:15分の長沢行きで別の山に行く予定とのこと。どうやら土曜日の時刻表が04年番は平日と同じだが、今は日曜日と同じに変更になったようだ。長沢なら二子山に行くは30分ほど余分にかかるが、バス停で1時間以上も待っているよりましと思い、長沢行きのバスに乗る。乗るときバスの運転手にも聞いたら、乗車時間は坂本も同じくらいですと言っていた。
 長沢に10:00につき、近くの商店で道を確認して歩き始める。舗装の道を20分ほど歩くと左二子山という標識があり、山道に入る。地図にあるように沢に沿って道は続く。歩く人は少なく、踏み跡は浅いが、ピンクのビニールテープが木に巻きつけられまた、「自然を大切に」の内容の575のカルタがあちこちに置かれている。11:15に舗装された道にひょっこり出て、そこから5分ほどで股峠に出る。
 東と西どちらに先に登ろうか考えたが、西岳の方が時間がかかりそうなので先に西岳へ登ることにする。地図には上級者コースは岩場を垂直に登り、転落者も多く発生していると注意書きがある。心は初心者コースと思ったが、危険だと思ったら戻って初心者コースに行けばいいと、いつのまにか岩場の道に進んでいた。確かに岩場は垂直に近いが、鎖が新しくしっかりとしている。垂直の岩場が終わったら、そこから先は鎖はなく、岩をつかみながら20〜30m登る。登りきったら、西岳の頂上が見え、切り立った狭い岩だらけの道を歩き、丁度12:00に山頂に着く。


 山頂からの眺めは360度すばらしく、南側正面には山頂付近に雲がかかった両神山が見える。また西側にも切り立った大きな岩が一つそびえている。さらに奥には山頂が砕石露天掘り場となってしまい、無残な姿をさらけ出している叶岳が見えた。写真を撮った後、昼食を摂る。今日は時間がないのでガスボンベは持ってこず、駅前で買った弁当で済ます。おにぎりと稲荷が2個ずつ、米は美味しかったが、稲荷は甘すぎる。12:30に下山を始め、帰りは初心者コースをたどる。最初は雪が残っており、鎖もあり、すべらないよう注意して下る。途中で2人で登ってきた人とすれ違う。東岳の情報をもらおうと思ったが、登っていないようだった。
 一旦股峠に下ってから、東岳に登り始めたが、赤土で、昨日の雪が解けてから水分が土中に浸透していないためか、ぬかるみ状態になっていて大変登りにくい。峠の下の舗装された道には15、6台の車があったが、まだ今日は誰も東岳へは登っていないようだ。樹につかまりながら、滑らないように注意して登る。また、大きな岩が迫ると、道は左に向きを変え、北側斜面になり、今度は昨日降った雪が凍っていて、アイスバーン状になっており、ここでも滑らないよう樹につかまりながら登る。これでは下りも大変だと感じた。
 頂上近くになると、日が当たり始め、凍っているところもなくなり、やがて東岳の山頂が見えてくる。狭い稜線を歩き、1:15にようやく山頂に着く。

西岳ローソク岩。右の方と思われるがどこを登ったのだろうか。

ここも西岳同様360度の眺めがすばらしい。下には坂本の集落が見える。東岳の先に行ってみたら、途中で小さな野鼠を見たが、素早く石の下に逃げ込んでいた。下りのために疲れてきた足の筋肉を揉み解してから下り始める。
 下りは登りより用心していったため、大したことはなかったが、峠に下りるまで4〜5回滑ってしまい、足が片方ずつ夫々滑ったときに一時的につってしまった。また、峠に近くなったぬかるみ状態のところでは、足がふんばりきれず、滑り降りるような状態だった。
 股峠に1:55についてから、4:30発の時間に余裕がある坂本バス停へのコースを考えたが、1時間30分あるので3:23発のバスには間に合うと思い、また来た長沢へのコースを下る。長沢バス停には3:10につき、自販機で温かい飲み物を買う。
 小鹿野役場からのバスの接続と西部秩父駅の特急の接続もよく、自宅には7時過ぎにつく。念願の山に登れて、今年最初の山行きはとりあえず、成功の内にぶじ終了した。