3月26日(日)  雁ヶ腹摺山(楢ノ木尾根)
コース 自宅6:10ー 大月(8:15〜8:37)ー上和田バス停(9:15)〜1139のコル(10:20〜10:25)〜大峰(11:10〜11:15)〜大樺ノ頭(13:40)〜雁ヶ腹摺山(14:45〜15:00)〜大峠(15:30)〜湯ノ沢峠入口(16:25)〜ハマイバ前バス停(17:20〜18:16)―自宅20:45

 健脚向き、標高差約1300m、標準歩行時間9時間20分(今回の所要時間8時間5分)

 今回はいつか行きたいと思いながら、500円札の富士山の写真撮影場所である有名な山に行ってきました。大峠の車道からわずかで1時間で登れるが、それだけでは面白くない。また、遅能戸(おそのと)バス停から金山温泉を経由して5時間で登れるが、楢ノ木尾根と言う名前に惹かれこのコースを選んでしまいました。ところが、雁ヶ腹摺山まで登りの連続で、しかも歩行時間が長いにもかかわらず、バスの始発と最終に制限されている(始発〜最終まで9時間)。おまけに、アイゼンを持っていけば良かったが、アイスバーンの道に悩まされる。
 大月からバスに乗るが、一つ手前の猿橋駅を経由したので結局バス代100円損してしまった。上和田バス停を降りたのは私一人で最初からまたさびしい静かな山行きになった。バス停から左に分かれるところに案内板があり、しばらくして急な道になった。今日は時間がなく一度迷うと取返しのつかないことになるので、途中2回ほど地元の人に道を尋ねてしまった。村落を抜けると道は最初は緩やかだったが、だんだん急になり、今日の体力を考え、丈夫そうな枯れ木を拾って杖にする。
  1139のコルに予定より35分早く1:40のところを1:05で着いたので5分休憩する。登りは一旦終わり尾根の道になる。笹の道が遠くまで見え気持ちが良く、少し気分も楽になる。地図にかすかにあるトラバース状の近道は見つからなかった。
大峰にも予定通り11:10に着き、記念撮影する。

約1400mくらいまで来たのだろうか。2/3は登ったようだ。ところが次の1420mの泣き坂ノ頭から以外と下りになり、1409のコルは結構きつい登りでワイヤーロープがあり助かる。
 ここで12時になったので、昼食休憩にする。ここからはすでに雁ヶ腹摺山が見えた。赤飯弁当の上にふりかける塩がおしいそうだ。食事をしていると反対方向から一人登ってきた。短パンに運動靴と結構軽装だ。どこから登ってきたのか訪ねたら、大月駅から歩いてきたが、時間がないので時々走っているとのこと。これから登る雁ヶ腹摺山の道を尋ねたら、雪が多く、アイスバ〜ンになっており、下っているときも何回か滑ってしまったとのこと。結構時間がかかりそうだとわかり、お礼を言い、早めに出発することにする。この人に後で大変助かることになる。
 果たせるかな、大樺ノ頭の登りが始まると、雪が目立ってきて、最後の登りは雪が多くて滑り、登りにくかった。それでも13:40には頭に着く。


 ここで、靴の底に紐を通して結び目を作り、何とかすべり止めの助けにならないかと工夫したが結局無駄だった。しばらく進むと道は雪に覆われ樹にも赤いリボン等はなく、わかりにくかったが、先ほどの人がつけてくれた足跡を確実に拾い、迷うことはなかった。日陰になっている針葉樹林帯はアイスバーンになっていて、その上に雪が積もっており、足をとられ、大変登りにくいので、樹をつかみながら時には重心を低くして登る。14:15には足がつってしまい、筋肉をしっかりと伸ばしてから再度登り始める。急勾配のところにはロープがあり助かる。

 雁ヶ腹摺山山頂に着いたときは思わずバンザイをしてしまった。

  しかし、すでに時刻は14:45になり、富士山はほとんど見えない。標識には500円札のデザインと一緒に「五百円札に描かれた富士山の撮影地・撮影者名取久作氏・撮影年月日昭和17年11月3日・撮影時間午前7時15分頃」の版がある。山頂は広々として、曇っていたが晴れれば日当たりも良さそうで、下草も多く、くつろげる場所だ。今日の辛く長かった道を思い、山の良さをまたかみしめる。
 15:00に山頂を後にして下り始める。すぐに左「白樺平」の標識があるが、ますます家に帰るのが遅くなるので、まっすぐ大峠に下る。下り道は雪解けのぬかるみの道だ。登山靴の裏に土がべったりくっついたり、滑ったりする。
 15:30に大峠に着く。静かな舗装道路だ。靴の紐を解こうと思ったが、あきらめざるを得なかった。ここからは約2時間30分の道のり。所々斜面から岩が崩れて落ちている。ガードレールには距離数が200mごとにつけられており、時間の目安になる。昨年の5月に来た湯沢峠入口まで55分で下り、さらにハマイバ前バス停まで55分で着く。今日は日曜日なのに、車は1台も通らなかった。またこの日すれ違った人は昼食のときあった人と、バス停につく4kmほど前に釣りの監視をしているらしい人の2名だけだった。バス停前でジュースでも買おうと思ったが、店はもう止めましたといわれ、駅まで我慢する。バスが来るまでの時間は冷えてきて長く感じたが、予定時刻の10分前には来たので助かる。大月駅に早く着いたおかげで一本前の電車に間に合い、自宅には20:45に着く。有意義な1日だった。