12月2日(土)  雄岳・雌岳・水沢岳
コース  自宅(5:55)ー渋川駅(8:42〜45)ー伊香保温泉(10:05)〜雄岳(11:40〜11:45)〜雌岳(12:05〜30)〜水沢岳(1:20〜30)〜水沢観音(2:20〜3:09)ー高崎駅(4:15〜30)ー自宅(7:05)

  今回は伊香保温泉周辺の山を歩いてきた。山と渓谷社の「東京周辺の山350」を昨年購入してこのコースの案内があり、1度いってみたかった。いたって平凡なコースで、水沢山は小学生でも(大人付き添いで)来ている。本では逆コースを案内していたが、バスの時刻表を見ると電車との接続が悪く、あえて本とは逆のコースにした。自宅を5:50過ぎに出発して、登戸経由で新宿に出て、湘南新宿ラインで高崎に出る。高崎で24分間電車の接続で待たされ、渋川には9:42に着く。渋川駅でのバスの接続は良く、3分後に発車する。快晴なので、バスから今日予定の山と思われる雄岳・雌岳や水沢岳が見えた。残念なことに、雄岳は山頂にテレビ塔らしきものがあるのが少し興ざめだ。
  伊香保温泉に着いたのは10時を少し回っていた。バスを降りるとさすがに寒い。遠くの山がはっきりと見え、高い山はすでに雪をかぶっている。5年ほど前に家内と泊まりに来たことを思い出しながら、坂道を登り、程なく有名な階段道の途中に出る。

  記念に写真を撮ってもらい、伊香保神社を参拝する。裏手の道から紅葉橋に出て、入浴した露天風呂の建物を見る。登山道の入口がわからなかったので風呂の人に聞いてしまった。登山道の入口には「森林公園方面」と表示がある。落ち葉で一杯の広い道をくねくねと登っていく。やがて車道が見え、反対側に雄岳登山口とある。この先も落ち葉に埋もれた溶岩石の誰も来ない道をのぼる。今回の道はほとんどが落葉樹なので、明るいのが特徴だが、麓や、車道にも近く、鳥の鳴き声が聞こえないのはさびしい。
やがて避難小屋200mと書いた案内板があった。しかし着いてみたら、小屋というより休憩所だ。柱と屋根と長椅子はあるが壁がない。

  ここは7合目でここから雄岳の最後の登りが始まる。130mほどの登りは12〜3分で山頂に着く。山頂近くにテレビ塔やコンクリート建築物があり、やや興ざめだ。ようやく3人のグループと合うが、この先は、数人の人にすれ違う。どうやら駐車場に車を置いて往復している人が多いようだ。
雄岳山頂・後方、榛名富士と榛名湖
山頂からは榛名富士周辺の眺めや、遠く雪をかぶった山の展望は良い。遠くは谷川岳か。今日は時間に余裕がないので、景色を眺めたら、次の雌岳へ向かう。先ほどの避難小屋まで戻って、少し先を左に上る。途中まで木製の階段が整備され歩きやすい。先ほどまで晴れていたが、登る途中から雲が出てきて、雌岳山頂は風もあり、寒い昼食となった。登る途中に相馬岳が後手にそびえ、向かって左側が切り立っており、その山容に驚く。
相馬岳  水沢山と高崎市内

  雌岳山頂からは水沢山が高崎市内を二分するような位置に見え、山の形も細くスマートだ。今日は時間がないので、昼食後すぐ下り水沢山へ向かう。登り口まで下ってから、左へ向かい、また火山石の道を下っていくと、オンマ谷への分岐点を分け、まっすぐ進む。さらにむし湯跡への道を左に分けてまっすぐ進む。ここら辺は笹の明るい道だ。
水沢山が正面に見えて来る。やがて水沢山分岐の標識があり、右に分かれる。初めて水沢山の標示が出てきた。車道を横断して、登り進み、鉄塔のそばを通り、山頂に着く。分岐の標識からコースタイムも半分の20分で登る。
左から相馬岳榛名富士雌岳雄岳
水沢山から北東方面を望む水沢山から高崎市内
水沢山山頂からも高崎市内の眺めはさらにいい。紅葉もきれいだ。また、北東側には雪をかぶった山が沢山望め、山座同程の盤には苗場山、谷川岳、武尊山、至仏山、燧岳等の名称があった。金属製のノートと鉛筆ケースがあり、高崎市民等が気楽に来て感想を書いているようだ。子供連れも来ていて、気楽に登れる山のようだ。バス停までコースタイムはここから1:40で、バスの最終が3:09なので、間に合うように1:30に下山するが、水沢観音までたった40分で下ってしまい、拍子抜けする。
水沢観音境内水沢観音の紅葉した樹木
  廻し堂(?)があり、時間があったので、試しに廻してみた。バス停は観音すぐ前にあり、40分ほどバスを待つことになった。。水沢観音周辺は水沢うどんで有名なのか、うどんの店が一杯ある。
バスで高崎駅に出て4:30の高崎線で赤羽で乗換え、自宅には7時過ぎに着く。

費用自宅ー渋川駅 2650円      渋川駅ー伊香保温泉550円
        水沢ー高崎駅910円          高崎駅ー自宅2300円             計6410円