12月16日(土)岩櫃山(いわびつやま)
 コース  自宅6:10ー9:24高崎駅ー10:27郷原駅〜密岩登山口〜11:40山頂〜岩櫃城跡〜14:26群馬原駅―18:30自宅

 今回は職場のワンダーフォーゲル部の人から以前から聞いていた岩櫃山に登る。しかし、昭文社の地図でもこの山はなく、山と渓谷社の「東京周辺の山350」で参考にする。郷原駅から目の前に見えるこの山の姿は、妙義山と同様ギザギザの山並みだ。征服する意欲を掻き立てられる。駅を降りて直接登れるし、時間も往復3時間で下りてこられるので、日の短いこの時期でも十分登れる。
  高崎発9:24の電車があり、これに間に合うように自宅を6:10に出る。朝こそ雲が多かったが、高崎駅を出ると天気予報通り、どんどん良くなってきた。郷原駅には10:27に着く。余談だがこの駅も無人駅だ。駅前には岩櫃山の案内板とトイレしかない。駅の裏手には聳え立つように姿をあらわしている。


 地図にそって、踏切を渡り、左に進み、民家の間をしばらく行くとT字路に案内板があり、予定の密岩コースは左に進むとある。一方、右は赤岩コースといい、途中から二手に分かれるが、片方は崖崩れのためコースを閉鎖している。コースを確認して、歩いて近づいている間にも、山はぐんぐん迫ってくる。

やがて、平らな道が密岩登山口から急登になる。ジグザグの杉の木立の道だ。しかし10分も登ると明るい落葉樹の道になる。標識もしっかりあり、階段等も木目のコンクリート材で整備されている。やがて、鎖場が出てきて、上を見ると、鞍部が近づいてきたことを知る。鞍部には11:10に着く。山頂まで0.8kmの表示がある。汗を拭き、半そでシャツ1枚になる。遥か下に集落が見える。ここからは大きな岩の間を抜ける道が続く。天狗の架け橋が出てきて迂回コースもあったが、どんなコースが見たかったので進んだら、わずか距離は3〜4m程度だが、幅が30cmほどしかなく、濡れていてしかも平ではない。もし滑ると、左は2mほど下に土の斜面が、右には迂回コースがあり、岩と鎖がある。分岐点から10m程度なので戻っても良かったが、安全を考え四つんばいになり渡る。天狗に架け橋を過ぎると、山頂の岩場まで、裏側から回り込んで最後の登り口に着く。最後は10mほどの鎖場だ。
 登りきると狭い山頂には小さな標識があり、360度の展望は素晴らしい。

左は上州武尊白根右は男体山
左は横手白根右は谷川岳
渋川市内と奥は赤城
浅間と黒班山(鳥は鳶か)
山座同程には北から谷川岳・上州武尊・日光白根・男体・赤城・浅間・黒斑山・四阿・横手・白根そして近くには6月登った十二が岳・前回行った水沢山や相馬山・妙義・角落・鼻曲など多くの峰々が刻まれている。(岩櫃山は「日本の山1000」に入ってない!)今日はそのほとんどが望めた。雲が出ないうちに写真を撮り、12時には少し早いが展望が良いので昼食にする。久しぶりのラーメンだ。

しかもKさんからもらったチキンボールいりだ。今日はゆで汁で環境汚染しないようカンスイのないラーメンにした。たっぷりの野菜も入れて体も温まり、美味しい。昼食の準備をしている時にも何人か登ってきては降りて行く。3人組が来たときはコンビニで買ったらしい昼食だ。
東峰はすぐ近くにみえる。山頂で40分ほどゆっくりして、下る。登って来た時には気がつかなかったが、山頂のすぐ下には階段があり、鎖場は2/3で済んだ。東峰は鎖場もなく、峰の上に出る。岩櫃山山頂より狭く、細長い。
東峰から山頂
東側の下りのコースは西側より歩きやすい。ただ、大きな岩の間を通っていくのは同じだ。枯れた沢が出てきて、沢通りと尾根通りに分かれる。沢通りはどんどん下っていくようなので、展望のある尾根通りを下る。途中に赤岩コースの登山口との分岐点を進み、さらに所々岩のある道を下ると、30分程で岩櫃城本丸跡につく。
岩櫃城本丸跡
真田幸村の時代の頃からの説明板がある。ここまで来ると民家はすぐ下に見える。ここから道の案内図も細かくないので、迷い、結局は群馬原駅には出たが、違った道を進んでしまった。岩櫃城温泉もあるようだったが、着替えも持ってきてないし、寒いので、時間はあったが、まっすぐ帰る。
群馬原駅前の看板
群馬原駅2:26の電車で高崎経由で赤羽で乗換え、自宅には6:30に帰る。

費用  自宅ー登戸ー郷原   2960円   群馬原駅ー溝ノ口ー自宅 2930円

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