高崎から先には２年前に軽井沢の鼻曲山に行っただけで、特に吾妻線は行ったことがなかったが、駅から登れる山があるので、今回行ってきた。観光地でもないのでマイナーな山だが、この季節はサツキがきれいだったし、今回は曇りで展望はだめだったが、十二ヶ岳からの展望は結構良いようだ。
自宅を６時に出て、登戸から新宿に出て、前回日光に行くとき乗った同じホームの隣の４番線から、湘南新宿ラインに乗る。始めて乗ったが、新宿を出ると、池袋、赤羽、大宮、大宮からは高崎線各駅となるが、結構短縮できてその分早い！高崎には８:５３に着く。が、高崎で接続が悪く、３１分待たされる。９:２４に高崎を出て、吾妻線小野上駅に着く。小野上駅は無人駅で、誰も改札をしようとしない。駅を降りて、地図にしたがって歩き出す。雨がぽつぽつ降っている。山道に入るまで国道３５３号線を歩くが、途中から歩道がなくなり、そこから先７〜８分は白線の幅も１ｍ程度しかなく、ダンプカーがすぐ際をスピードを出して通りぬけるので、あまりいい気持ちはしない。
駅から１５分ほどで、登山口の案内板があり、国道から離れホッとする。しばらくは緩やかな、くねくねと曲がりくねった舗装道路を進む。やがて民家からも離れ、樹林帯の間をしばらく進む。地図には国道から３０分で登山口とあるが、結局５０分かかり、１１:１０に登山口に着く。
登り口は急で、ＮＨＫのアンテナ塔を過ぎると少しは緩やかになるが、またしばらくして今度は岩が多い急な登りを、雨こい山まで傘を差しながら登る。１１:５０に雨こい山につき、傘を差しての昼食となる。久々のラーメンだが、樹林に囲まれ展望もなく、雨で昼なのに薄暗く、気分的には暗く、さびしい。こんな気分を味わうのは久しぶりだ。
昼食を終え、１２:３０に出発する。一旦下ったあと、緩やかに登りとなるが、この当たりから、ツツジの花が見事だ。進むにつれ、次から次へと見事な枝が現れ、写真の撮影枚数もますます増えてくる。
急な登りも１０分程度で過ぎ、写真を摂りながら歩いたので、その分時間も余分にかかったが、１:２０には小野子山に着く。
丁度反対側から一人で登ってきた人がいたので、写真を摂ってもらった。群馬県から車で来たのでとんぼ返りとのこと。マイナーな山であり、こんな天候なので今日は一日一人かなと思っていたので、以外だった。展望も良くない上、コースタイムではまだ３時間あるし、できれば出発してから気がついた小野上温泉につかりたいとも思っていたので、１０分休憩して、１:３０に小野子山をあとにする。ここからは２００ｍ程下り、一旦登って展望のない中の岳に着き、稜線をたどって分岐点に出る。
左へは、「小野上温泉駅１時間４０分」の案内板がある。十二ヶ岳山頂を目指して少し進むと、「左・男坂」「右・女坂」の分岐点案内板がある。迷うことなく右を選び、ゆっくりと最終の目的地に向かう。ジグザギの道を２０分ほどで山頂５分の案内板に出て、急な道を登りきると、３６０度の展望が開けた山頂に着く。
今日は雲に覆われて何も見えないが、すっきりと晴れ渡った日に来れば、大展望が楽しめそうだ。山座同程板には谷川岳、苗場山、白根山、横手山、四阿山、北岳、甲武信岳、皇海山、男体山、武尊山、至仏山、平ヶ岳等多くの山名があり、遠くには新宿の高層ビルも見えるようだ。
ゆっくりしていたいが、今回は展望もないので再度来ることを心に決めて、１:４５に山頂を後にする。下りの道は登りと異なり、緩やかで歩きやすい。前回爪をいためてしまったが、今回はその心配もなさそうだ。
車道には３:２０に出て
一旦林の中を通るが又すぐ車道に出て、後は緩やかな舗装の道を下る。民家が見えてからしばらくして、T字路手前で民家の人に確認し、右に進んで温泉駅を目指す。地図にはT字路から１０分とあるが、人に尋ねながらようやく２０分程かかって、４:２０に駅の眼の前の温泉センターに着く。電車が４:４７なので、４００円払い大急ぎで、つかる。時間は短くても実に気持ちが良い。こういう時髪が短くて良かったと思う。露天風呂にもつかり、ビールを買いこんで、駅に向かう。
電車では疲れでいつのまにか寝てしまった。高崎駅には定刻の５:２０過ぎについたが、高崎線で事故があり、５:４６の電車が出ない。結局５０分ほど待たされ、帰りの電車が出る。途中から後続の湘南新宿ラインに乗換えて、自宅には９:００過ぎに帰る。