父不見山(ててめえじやま
コース  西武秩父駅ー小鹿野役場前ー長沢〜坂本峠〜長久保のコル〜父不見山〜杉の峠〜長久保バス停ー小鹿野役場ー西武秩父駅

  2週間前行った山行きの時、西武秩父線の特急(座席が広い、リクライニング、安い、禁煙車)が気に入って、二子山の隣の山に行ってきた。今日は娘婿が夕方来るので前回と同じ時間(7時過ぎ)に帰れると良いなと思っていたが・・・。
   西武秩父駅からの町営バスは前回は私の他にはもう一人しかいなかったが、今日はすでに10ほどの人がバスに乗っていた。乗換えの小鹿野役場で降り、長沢行きのバスを待っていたら、一人バスを待っている70歳くらいの人がいたので声をかけたら、同じ山に行くとのこと。さらに、観音山も行くと言う。10:00長沢バス停で降り、先に出発したが、15分程で追いつかれてしまい、道なき道(二人ともいつのまにか間違った道に入ってしまった)を登る時も年齢の割にペースが早い。林道が途中から上の方に見えたので、かすかな道跡のところを登る。同じように迷ってこのコースを登ってしまう人もいるようだ。林道に出て、地図を見ると沢沿いに上ることになっており、沢を右手に見て登ってきたので、右の方に進むと5分ほどで林道からの登山道の標識があった。
   ゆったりとした幅の広い道を登るが、相変わらずペースが速く先に行く10m程の差が縮まらない。10:50に坂丸峠に着いても写真を2枚ほど撮っただけですぐに登り始めてしまうが、私は5分ほど休憩してから登る。

小さな祠のある静かな坂丸峠

  小平に下る峠の反対側の道は南斜面で落葉樹なので日当たりが良い。坂丸峠からは稜線になり、勾配は緩いが、長久保のコルの山頂への最後の100m程は急になった。山頂は日当たりが良い。ここで最後に追いつくが、後はもう追いつかなかった。コルは標高1066mあり、父不見山の1047mより19mほど高い。林道からは杉の日陰の道を登ってきたので、山頂の日当たりと展望にホッとする。

  写真を撮ってもらった後、父不見山に向かうが、下りが急で、しかも昨日の雨のぬかるみで滑りやすいので、樹につかまりながら慎重に下る。落葉樹の道は春先や秋は、日当たりや展望は良いが、雨や雪の次の日で北向きの斜面はぬかるみやすくなる。下ってからの登り道は乾いて楽だった。父不見山には11:30に着いたが、昼食にする。

                                                           山頂付近にいた蝶
久しぶりのラーメンだ。すきっ腹には美味しい。気候は暖かく、風もなく気持ちが良い。展望は北に御荷鉾山や赤久縄山が確認できたが、あとは特徴がつかめない。二子山も長久保のコルに隠れて見えない。時々、叶山の採石場からの発破の音が聞こえる。山頂は狭く、標識の前しか平らなところがない。人はこないと思ってシートを広げるが、3人ほど登ってきて、肩身の狭い思いをする。
   昼食後、杉の峠に下る。この付近一帯は近年、山火事が発生したらしく、植林してから年月がったっていないらしく樹の背丈が低い。杉の峠は日当たりが良く、祠が3つほど有った。
日当たりの良い杉の峠

 後はジグザクの道を林道に出る。バス停の長久保まで舗装の林道を歩き、長久保に2:00に着く。次のバスまでまだ1時間30分ほどあるので、近くの施設をのぞいたら、観音山や岩の城跡の散策コースがあったので登って行ったら、落ち葉が積もり道もはっきりせず、おまけに登りも急だった。途中で引き返したが、下りで迷ってしまい50mほど道なき道を下る。
 それでも3:00前にはバス停に下り、トイレで腕についた土を洗う。バスの乗換え場所である小鹿野役場前で、前回と同じ時間にバスがこなかった。聞いたら、平日は4:00のバスはあるが、土日はないとのこと。確かにバス停の時刻表にも書いてない。2週間前に来たときに乗れたと尋ねたが、臨時便の心当たりはないとの返事。なんとも不思議な経験をした。西武バスは4:30にきて西武秩父駅には5:10に着く。どうやら町営バスと比べると、迂回コースをとっているようだ。時間も15分ほど余分にかかっている。早く帰宅したいので、携帯で自宅に帰るコースを検索すると、所沢、秋津、府中本町、登戸のコースが早いようだ。なんと金額も240円ほど安い!自宅には登戸駅からタクシーで7:30に着く。