11月4日(土)  塔ノ岳(1491m)
コース  秦野(8:00)ーヤビツ峠(8:40)〜三ノ塔(10:00〜10:10)〜行者岳(10:50)〜塔ノ岳            (12:00〜1:00)〜戸沢(2:30)〜大倉(3:40〜3:55)ー渋沢

  今日もお客さんが見えるので、6時までに帰ってくる山というと丹沢が確実だ。昨日も予定があり、3連休では今日しかないが、天気は雨の確率30%だが、雲が広がり、所々雨という。自宅を6:15に出発。所が祝日と思い込み、バスの時刻表を間違え、5分ほど時間をロス。が、登戸駅で小田急線に丁度ホームに入った電車に乗れた。秦野駅ではバスが満員。臨時便が10分待ったら出た。ヤビツ峠への途中でバイクで来たらしい人が一人転倒しており、同行の人が止めてしまっていたバイクをあわてて動かしていた。
 ヤビツ峠には9:40に着く。さすがに気温が低いせいか「ヒヤ」とする。バス停のモミジが1本見事に紅葉している。ここから少し下って、富士見山荘のある富士見橋では早くも団体が出発準備を整えている。100m先薩摩屋敷の水と案内があったが、今日はまっすぐ進む。時間があれば、ラーメンの水に補給しても良い。ここを左折して、すぐ右手の山道に入る。早速階段の道だ。すぐ林道を縦断して、また山道に入る。始めは緩やかだが、急になったりまた緩やかになったりする。登るにつれどんどん霧が濃くなる。二ノ塔には9:50に、三ノ塔には10:00に着く。三ノ塔に着いたときはすっかり霧の中で景色はおろか、50m先も見えない状態。それでも汗をかいたので首に巻いたタオルを取りかえる。もう少し天気が良かったり風があれば濡れたタオルをリュックの外側に巻いておけば乾くのだが、今回はさすがにむだに終わったし、かえって余計に湿ってしまったようだ。10分ほど休憩して、鳥尾山へ向かう。ここからは下りが続く。下りきって登り始めたと思ったら、すぐ山荘のある鳥尾山へ着く。ここは通過し、次の行者岳へ向かう。行者岳の山頂は狭く、10人程度の人が休んでいるので、ゆったり休む場所がない。思いきって、ここも通過してしまう。行者岳を過ぎると鎖場が始まる。鎖も新しくしっかり整備されている。家族連れで来ているが、親より子どもの方が身軽く、鎖場も楽しんでいるようだ。鎖場が終わるとまた単調な登りが始まる。石が転がっている道なので足場が安定せず、登りにくい。書策小屋は閉鎖されあばら家だけが残っている。次の新大日小屋に11:30に着き、5分ほど休む。塔ノ岳まであと40分とあり、どうやら12時過ぎには何とかつきそうだ。この小屋もすでに閉鎖されていた。次の木ノ又小屋からまだ100mの登りがあり、もう少しがんばらないと行けない。新大日小屋からは少し下るが、木道が良く整備されていて大変歩きやすい。突然あらわれた木ノ又小屋は営業されており、山小屋の人が出入りしていた。暖炉をたいているのだろうか、煙突から煙が出ていた。木道はしばらく続いたが、終わると最後の登りがあり、ようやく12時に山頂に着く。

   山頂は曇ってはいるが、こんな天気でもかなりの人がいて、大賑わいだ。早速写真を撮ってもらい、ラーメンの準備を始める。川上家からもらったチキンボールが楽しみだ。所が持ってきた水の量が少なくラーメンをゆでた後、洗っておく水がない。茹でたお湯を捨てたが、カンスイのとろみが取れず、困った。体が暖まるので、これからの季節にはもってこいだが、いつもラーメンの廃液をたれながしてすみません!でき上がる途中で最初に野菜のスープの香りが立ち込め、食欲が刺激されるのがたまらない。しかも鶏肉入りときているから最高!美味しい!(写真を撮ろうと思ったが、お腹が空いてて忘れてしまった。)いつものように鼻水をティッシュで拭きながら食べる。
   丁度昼時とあってあちこちでバーナーを使っている。カレーの匂いも漂っている。真冬の頭カバーをかぶって食事している人もいる。時折、雲が切れ近くの山並が見えると「オオー」と言う声が聞こえるが、すぐまた雲で隠れてしまう。尊仏山荘に行って気温を見てこようと思ったが、寒暖計がない。
   ゆっくり休んで1:00に山頂を後にする。下りは普段通らない道を歩こうと思い、登ってきた表尾根を途中から下ることにする。書策小屋の少し下、1209mのピークから下る道があるので、ここから戸沢に出ることにする。
紅葉していた樹(手ブレです)
  このコースは道は明確だが、途中から道がいくつか分岐している。やはり歩いている人は少ないとみえ、分岐している付近から赤や青のリボンが木に巻きつけてあり助かる。
   戸沢は派出所やキャンプ場もあり、開けたところだ。駐車場もあり、塔ノ岳に速く登るにはもってこいの場所だ。ここからは広い未舗装の道が約1時間10分あり、少しうんざりする。バス停そばの歩道橋「風の大橋」が見えたときは正直ほっとした。
  大倉バス停から風の大橋