9月20日(木)〜22日(土)  大山1711m
コース 大山寺バス停〜(夏山コース)〜大山(弥山)〜五合目〜大山寺〜大山寺バス停

白山は安い切符の期間中に行くことができず断念した。また来年期待しよう。さて、白山に代わる山ということで探索した結果、大山に決定した。しかし、安く行くのがモットーだから、夜行バスを活用するということで、宿泊せずに帰りも夜行バスにすることにした。3連休なので金曜日に行きの予約しようと思ったが、すでに予約で一杯だったので、残っていた夏休みを有効に使い、木曜日に出発することにする。
品川バスターミナル20:15分発に間に合うように、勤務終了後、買い物と入浴を済まし、バス発車所に向かう。バスは2台運行している。1号車はほぼ4割程度の乗車率だ。1列に3人がけで通路がすべての席のわきにあり、寝るのも乗り降りも楽だ。もちろんリクライニングで、トイレやコーヒ―・飲料水のセルフサービスもある。
品川を出発して富士川サービスエリアに停まったあと、乗務員の交代を除いて、朝4時までノンストップだ。終点米子駅には6:40に着く。降りてから洗面を済ませ、朝食に駅構内のうどんそばコーナーでそばを食べる。首都圏では今メニューから消えてしまった山菜そばを注文する。時間があるので帰りのみやげ物を物色しておく。いつか静岡駅で食べた焼きさば弁当がこの地の名物のようだ。
7:40の大山寺行きに間に合うようにバス停に戻り、乗車する。丁度、皆生温泉行きのバスが止まっていたので、所要時間と日帰り温泉施設の有無を確認しておいた。
やがてバスにのってしばらく走ると、山頂に雲が掛っている、大山らしい、大きな山が見えてきた。近づくにつれ、雲は取れてきた。途中外気温表示があり28℃を表示していた。大山寺バス停に着き、バスから離れて見上げると、あの山頂の稜線が見える。


大山寺に向かう参拝路を登り、案内に従って、右に曲がり、登山案内センターで登山届とコースを確認する。橋を渡った駐車場の入口で登山届をかきこみ、駐車場の奥のほうに向かって歩いていく人に習って進む。駐車場から車を降りて登山姿の人に声をかけ、ここから夏山コースに行けますかと尋ねて確認する。やがて右に折れ、階段道を登ると、夏山登山コースに合流する。
最初の内は緩やかな登りも、2合目を過ぎたあたりから、1段の段差が大きい急勾配の道となる。それでも、100mごとの標高案内と合目表示がきちんと整備されており、ペースをつかむのに助かる。
三・五合目でそれぞれ一休みする。

暑い!真夏と変わらない!アルプスと異なり標高も高くないので涼しさもない!五合目を過ぎてすぐ大山寺に下るコースとの分岐点に出る。大山寺への道は急な階段の道だ。
六合目で小さな避難小屋があり、展望が広がる。

山頂の尾根が見渡せ、下には日本海が広がっている。

写真ではわかりにくいが、日本海は境港から地蔵崎の右に弧を描く夜見が浜と美保湾の海岸線が見事だ。やがて七合目で大休止をする。後は標高1600mの所で最後の休憩を取ろうと思っていたら、八合目を過ぎてすぐ、1600mの標高案内があり、もう山頂の稜線にでたところだった。後ろを振り返ると、六合目よりはさらに日本海の展望が広がりきれいだ。

やがてしばらくして整備された木道を登り、避難小屋そばの山頂に11:00に着く。
1710.9mの標高板のある大山山頂
山頂避難小屋
稜線は「縦走危険」の看板があり、ロープも張られていた。

山頂から望む日本海の海岸線はさらにもまして遠くまで見渡せる。山頂には平日にもかかわらず、15〜6人の人がいた。百名山でも人気のある山だ。ゆっくり20分ほど休憩して、下る。山頂付近はダイセンキャラボクが繁茂している。その周遊路を廻る。

下り八合目で中学生が先生に引きつられて登ってきていた。分岐点まで下り、大山寺コースが夏山コースより0.7kも長いので迷ったが、思いきって下る。階段は急で、一気に200mも下ったろうか?下りきった所は大山の崩落の岩が流れ落ちた結果、幅100mほどの涸れ沢になっていた。元谷避難小屋がすぐ上にあった。沢筋に沿っての崩落が稜線まで広がっているのが良くわかった。

涸れ沢を横断し、左に案内に従って大山寺に向かう。大山寺奥宮に着き、沢からの水を引きこんでいるホースから水が流れていたので、飲んでみると冷たく美味しかった。暑くて全身に汗を掻き、まいっているときだけに助かった。ついでに後頭部も冷やし、スッキリする。奥宮は由緒ある建物だ。神社の後の大木はビャクシンだろうか?石畳を下り、大山寺脇を通って、行きに通った参拝路に出るが、平日なので誰も歩いていない。日向に出た途端、また暑さがぶり返す。バスの発車時間まで30分ほどあるので大山自然歴史館を見学する。冷房が効いていて汗が引っ込む。
バスでとりあえず米山駅に戻り、皆生温泉に向かう。日帰り温泉施設のOU湯(おーゆ−らんど)に入浴し、さっぱりとする。食堂もあるので、生ビールを飲むことにする。おいしいことこの上なく、生3杯とさらに焼酎を3杯飲んでしまう。家から電話が掛ってきて、無事下山したことを告げる。OUランドを出て米子駅に向かい、土産と夕食をかいこんで、バスの発車を待つ。
バスは行きと同じ20:15に米子を出て、買いこんでおいた焼きさば弁当を車内で食べたあと最初の休憩の22:20まで疲れと酔いで爆睡する。
浜松町に翌朝7:40に着いて降りてしまうが、うっかり土産を棚においたのを忘れ、羽田五丁目の京急バス車庫までとりに行ったので、家に帰ったのが9:40になってしまった。お疲れさまでした。行き帰り夜行は最初で最後にしよう。

費用バス代(米子ー東京)往復22400円その他約17000円計39400円
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