10月11日  高ボッチ(1665m)・鉢伏山(1936m)
コース  新宿ー塩尻ICー荷直峠直前〜荷直峠〜高ボッチ山〜鉢伏山〜扉温泉ー新宿

バスツアーで行ってきました。実は行きたかったのは鉢盛山だったのだが、台風9号の影響で山道が閉鎖になり、やむを得ず、同じ日のこのコースに申し込んだ。前日地図を広げると、何と30年前に長男が10ヶ月のとき、美ヶ原高原に行くときに買ったものだったので、古臭い匂いがして、朝まで広げたままにしていたが、この日も1日とれなかった。
当日新宿駅の集合場所に行くと、今日は全部で10人申し込みがありましたが、男性は青木さん一人ですよとコンダクターの人に言われる。そんなに男性の好みのコースではないかなと思ったが、どうして、1日歩き尽くめで、結局新宿に戻ってきたのは9:30を廻ってしまった。天候も2日前まで雨の確率が高く、キャンセル料が30%も取られるので、何とか諦めずにいて良かった。バスの中でコンダクターの比留間さんが話しかけてきて、鉢盛山の名前が出たので、実は今日いきたかったのですがと話したら、今日の参加者に鉢盛山を希望していた人と問いかけたら、なんと半分の5人が手を上げた。
バスは中央高速を長野自動車道に入り、塩尻インターで降り、塩尻峠まで進む。入口がわからず、引き返して峠から入り、公園のような入口から塩嶺スカイラインを通る。スカイラインというので、てっきり、舗装されているのかと思ったら、舗装は10分で終わり、砂利道で車内も左右に揺れ、見通しも悪いうえ、対向車とすれ違いする場所もなく、おまけに木が繁り枝が伸びていて、運転手が徐行して走行する始末。コンダクターも運転手の要請で降りて、木の枝を折ったり、曲げたりして走行する。乗用車が数台途中に止まっていたが、キノコ狩りに来ているようだ。20分ほど走りやや広い場所で、作業している人に聞いたら、大型の工事車両が入っているおり、戻ってきた時すれ違いできないので、降りて歩くことにする。
準備を整え、準備体操をして、10:30に出発する。すぐに高ボッチまで3.6kmの標識があった。歩いて10分で荷直峠に着く。左右の道は草が覆っており、廃道状態だ。ここからは急な道を登っていく。150mほど登り、11:05には広々とした、ススキの道に出る。目の前になだらかな高ボッチ山が見える。

右手後ろには諏訪湖が見えてきた。

やがて、駐車場が見え、一旦は車道に出る。右に階段を登りまたハイキングコースがあるのかと思ったら、展望台だけだったので引き返そうと思ったら、正面に北アルプスの山並が突然見え、驚く常念、槍、キレット、北穂、涸沢槍、奥穂、西穂に続く山並。さらに右は大天井、雨飾。

また車道に戻るがすぐ高ボッチ山の登山道に出て、緩やかな登り道を進む。11:45に山頂に着き、昼食にする。

左手には鉢伏山も見える。
高ボッチからの鉢伏山
北アルプスの南には乗鞍と鉢盛山も見えた。
左鉢盛山右乗鞍岳(雲が掛っている)

また、東には雲の中に蓼科山、そして霧ケ峰、車山、和田峠に続く三峰山の稜線。
山頂を12:15に出発し、一路鉢伏山へ向かう。ここからは車道歩きが多いが、平日なので、車の数が少なく助かる。所々ハイキングコースがわきにあり、赤い布の目印を頼りに入っていく。ツタや楓の紅葉がきれいだ。マムシ草のこの季節の赤い玉の実が面白い。

一旦は下るが、やがて登りが始まると、空には雲が広がり、鉢伏山にもガスが掛ってきた。山ツツジがあちこちにあり、紅葉が始まっている。


所々車道から山道への入口があり、赤い布が目印になっているので助かるが、下を見ていたのでは見逃すが、コンダクターさんはさすがに見逃さない。やがて、山荘らしい建物が3〜4棟見えてくる。
着いてみると、鉢伏山荘管理事務所とある。また、トイレは有料100円とある。管理人さんに山つつじの見頃を尋ねたら、6月25日頃との返事が帰ってきた。梅雨の真最中だ。天候が安定していないので、ハイキングツアーとしては難しい時期だ。ここからは緩やかな広々とした登り道をゆっくり登る。山頂に2:50に着くが、霧は晴れたが、展望がない。

円筒形の休憩所兼展望塔はガラス窓が割れて、使える状態ではない。
石佛郡や神社にお参りして、3:00に山頂を後にする。山荘まで戻って、扉温泉まで下る。
下り道は勾配も緩く楽で、紅葉も見事


だったが、地図では所要時間が1:30になっているが、下っても下ってもなかなか着かない。途中朽果てた伐採小屋からワサビ沢に出て、渓谷沿いを歩く道が結構掛る。帰り道キノコがあちこちに、様々な種類があった。


結局扉温泉に着いたのは2時間15分後の5:15になってしまった。ホテルの脇を抜け、ヒノキの湯に着いたのは5:25になっていた。バスの運転手さんも心配していたようだ。
早速入り、露天風呂などで疲れた体をほぐす。入浴代も300円なのも気に入った。風呂上りビールを買おうと思ったら、自動販売機が故障している。女性陣も下山が遅くなったので、10分早めに全員集合でき、バスは一路コンビニ経由で新宿に向けて出発する。途中のコンビ二まで風呂上りのビールは我慢を強いられるが、持ってきたワインをちびりちびりやる。帰りのバスではさすがに疲れ、アルコールの酔いも手伝って寝る。新宿には9:50に着き、自宅には10:40頃帰る。
今回見られた花
                         ヤクシソウ                       満開のりんどう
マツムシソウ

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