12月19日日向山
コース 新宿ー日向山登山口(730m)〜日向山山頂(1160m)〜日向山登山口ー新宿

今年最後の登山になってしまった(?)今回も登山口へのアプローチが困難なのでバスツアーだ。今回は前回と同様南アルプスのそばにあり、すぐ近くに展望を期待できる山だが、異なる点は標高差が大してないことだ。
朝新宿に行ったら、なんとバスの到着が1時間遅れるとのことだ。バスの故障であれば致し方ないが、運転手の寝坊らしい。次々に来る人もみなびっくりだ。案内されたとおり、高速バスの待ち合わせターミナルで待つことにする。先週富士見山に来た人と一緒になり(府中から来たやのさん)山の話をしながら時間をつぶす。集合場所に戻ってからも10分ほど待たされ、バスはようやく8:40になって到着した。早速乗り込み、目的地へ向けて出発する。バス車内の暖房が大して効かず、少し寒い思いをする。、順調に進み、天気予報は曇であったが、笹子トンネルを抜けると、先週ほどではないが、正面には甲斐駒以外は雲がかかっている南アルプスが見えてきた。また、八ヶ岳も見え、茅が岳の隣にあるやや山頂が傾斜しているのが曲岳だと説明があった。高速を降り、一般道に入ってから、下から見上げる甲斐駒は迫力があった。

日向山が見えてくると、斜面に雪が積もっているのが見えた。先週富士見山に登った時は雪の影すら見えなかったので、今回もアイゼンを持ってこなかったが、持ってくるべきだったかなと頭に浮かぶ。
 白州の道の駅で最終休憩をとったあと、登山口には11:10に着く。身支度を整え、準備運動をして、20分に出発する。登山道の登りは緩く、だらだらとしたのぼりが続く。道幅も広く、樹は落葉樹で山の名のとおり、日当たりはよい。標識も整備されているし、α/10で山頂までの時間がわかるようになっている。途中で昼食休憩を取りながらすすむ。6/10から雪が現れ、日陰の所は雪が残り、硬くなって滑りやすくなっている。途中樹の間から八ヶ岳が望める。

8合目からはなだらかになり、山頂には12:50に着く。途中三角点やアメダスの雨量計のそばを通る。
 山頂の風景は北東側が削りとられ、樹もなく、展望が広がっているが、白い砂になっているので、乾いていると滑りやすく、下にすべり落ちてしまう危険があるが、今日は雪でぬれており、大丈夫だ。
左甲斐駒左下鳳凰三山
八ヶ岳
八ヶ岳、蓼科山、及びその斜面に広がる麓の景色、甲斐駒、そして少し外れると地蔵岳の山頂が見える。削り取られ先端の尖った岩が並んでおり、無気味だ。

昼食場所も展望が良いが、下が雪で冷たいので座れない。しかたがないので中腰で食べる。もってきたビニールシートをひいても冷たさがお尻にくる。昼食後、帰りはアイゼンを付けましょというツアーリーダーの掛け声で着けはじめるが、私と矢野さんの二人だけは忘れたので、列の最後に皆のアイゼンできずが付いたところを下ることにする。
 さすがに雪が硬くなって残っているところはすべるので、注意して下るが、6合目で雪は消える。後はたらたらとのんびり下る。登山口には3時に着き、バスに乗り込む。先週の山では忘れたが、早速持ってきたイタリアワインをあける。やがて,武川の湯に着き、一時間ほど入浴タイムだ。ここから見上げる甲斐駒もオベリスクが見え、かっこいい。

入浴代は冬季料金で100円安い600円だった。風呂上りのビールでのどを潤すが、おいしさは夏ほどではない。武川の湯を4:40に出発し、中央高速は行きと同じ須玉から入る。新宿には7時に着くが、なんとツアー会社の社長がバスの着くのを待っていた。そして、バス車内に乗り込み、「今日はバスが遅れ大変迷惑をかけました。お詫びに少なくて申し訳ありませんが、今日の旅行代金の一部を返還いたします」と一人ひとりにお詫びをしながら封筒を配った。さすがだ、えらいなと思うと同時に社長は大変だなと思った。なんと旅行代金の50%以上の金額であった!

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