4月12日(木)  守屋山(もりやさん)1650.3m
コース  守屋山登山口(杖突峠)〜避難小屋〜東峰〜西峰〜東峰〜避難小屋〜守屋山登山口

   久しぶりの山は平日のバスツアーになってしまった。2月3日以来忙しく、風邪なども引いたりして、ようやく行けるかと思っていた、今週の土日は天気が悪いとの予報。思いきって仕事の合間を見て有休を取っての山行きとなった。守屋山は電車とバスで日帰りできるが、高遠の桜を見ると車でないとほぼ不可能。友人と調整すればできるかもしれないが、今は桜が見頃。
 新宿を7:20に出発、平日なので渋滞もなく順調に高速を進む。途中甲府周辺で桃の花が満開なのがバス車内から見えた。
高速を諏訪インターで降り、10:10に登山口の杖突峠につく。身支度と準備体操をして、10:20に出発。

出発してすぐ、支給された弁当をバスの荷棚に忘れることに気がつき戻る。避難小屋までは林道脇の道を登ったり下ったりする。避難小屋周辺にはザゼンソウの群落と説明があったが、わずか7〜8輪がまばらに咲いているだけ。


さらに緩い登りを進み、急な登りは10分ほど登ったかと思うと、また緩やかになり、12:00少し前に東峰に着く。展望は最高で、八ヶ岳と南、中央そして北アルプスも望める。標高は1630.2mと西峰より20mほど低い。東峰から15分ほどで西峰につき、昼食休憩。





すでに何人かのグループがいた。昼食を終えると、すでに北アルプスは靄がかかり始めてきた。昼食後、東峰経由で、下る。避難小屋まで30分で下る。避難小屋からはアップダウンのほとんどない林道を通っていく。最後は下って登山口に14:10に着く。
 杖突峠を20分に出発して、一路高遠城址公園に向かう。高遠城は戦国時代末期、武田勝頼の時代に、城主仁科五郎盛信が織田信忠の軍勢が甲州に攻め入るのを防ぐ最後の砦になって、この地で押しとどめるべく奮戦したが、最後に力尽きて城もろとも全滅した悲しい歴史のある町だ。城址公園には14:40に着く。満開の桜が高台にある公園に向かうバス車内から望める。




「タカトオコヒガンザクラ」の名称で親しまれている城址公園に咲くこの桜はややピンクがかっているので、余計見事に見える。公園一面、満開そのもので、わずかでも散る花びらすら見かけない。決して広い公園ではないが、満開の見事さは始めてきた私も、来て良かったと思った。近くには「絵島囲み屋敷」がある。

絵島生島物語で有名なこの事件は、大奥の大年寄である絵島が、江戸城から外出したとき、帰城が遅くなっただけで、関係者の処分が1500人にも及ぶという、封建社会の規律を厳格に世に示すことになった事件の張本人の幽閉屋敷です。また、遠くには雪をかぶる南アルプス(鋸岳と甲斐駒が岳)が満開の桜の花のそばから望め、写真には絶好の場所でもある。

城址公園は16:00に出て、途中諏訪神社により、新宿には19:45に着く。帰りのビールとワインが美味しかったのは言うまでもない。

費用  7800円(昼食、高遠城址公園入園料込み)
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