11月11日(水)荒船山(経塚山)1423m 天候 雨
コース 新宿駅ー内山峠〜トモ岩〜経塚山〜荒船観音―新宿

 今回は数年前、家内と車で行ったが、途中の渋滞で到着が遅れ、けっきょくトモ岩までしか行けなかった荒船山にバスツアーで行ってきた。ツアーに予約したのが1週間前だったが、翌日の週間天気予報を見ると11日は雨となっていた。すでにキャンセル料を取られる日になっていたので、あきらめて、降らないことを祈りながら当日を待つ。
 結局当日まで天気予報は変わらなかった。朝雨の中、新宿駅に集合し、バスに乗り込むと、思った通りバスはすいている。キャンセルが出て、結局7人となったようだ。しかも女性も3人いる。スタッフは3人で田中さん、藤滝さん、勝野さんとなぜか多い。
 予定通り、新宿を出発し、関越で下仁田まで向かう。途中当日のコースの説明があり、立岩に行く予定であったが、雨のため危険なので、下山口の内山峠から登り、荒船不動に抜けるコースにしますとのこと。誰からも苦情は出ない。なにしろ昼食をとる場所の確保がなによりだ。内山峠から登れば、40分ほどでトモ岩に着く。ここには山中ただ一つの避難小屋(すでに閉鎖され、東屋だけ利用できた)がある。
 登山口の内山峠には10:15に着き、合羽を着るなど身支度を整え、雨の中10:25に出発する。手も冷たく感じたので、手袋をつける。スタートは少し下りがあり、しばらくは登ったり下ったりの平たんな道だ。やがてトモ岩の下に来ると急に登りが始まる。

 岩の道も滑らないよう場所を選んで登り、12:15にトモ岩に到着する。


 断崖絶壁が目の前にあり、下はかすんで見えないが、数日前に某漫画家が転落したと思われる場所には花束が置いてあった。トモ岩の標識板には「転落死亡事故発生足下注意」の看板があった。写真を撮り、近くの東屋で昼食にする。
 昼食を取り始めて間もなく、もう一つのグループが登って来た。どうやら毎日新聞旅行らしい。こちらの方が500円安かったが、案内が届いたのが申し込んだ翌日だった。毎日は予定コースが今日歩いた平凡な設定だったので、つまらなかったが、結局同じコースになってしまった。12人のグループであり、狭い東屋を譲りながら昼食をとることになった。
 近くに寒暖計があったので見たら、到着した時は7℃だったが、出発するときは6℃になっていた。

12:35に出発し、平坦な道を山頂を目指す。途中分岐点まで平坦だったが、ここからは登りになり、山頂である経塚山(経は行とも書く)に着く。風があり寒い。樹もあり雨で展望はない。記念写真を撮ったら、片方のメガネが曇っていた。

 5分ほど休憩して、分岐点まで戻る。分岐点から荒船不動に下り始めたら、みぞれまじりの雨になって来た。
 星尾峠から沢越えをして、荒船不動に14:30に着く。

 ここからバスの停まっている駐車場まで10分ほど歩く。
 バスは14:50に出発する。ところが、下りの途中から追い越して行った毎日旅行のバスが見えない。結局国道に出るまで止まっているバスはなかった。
 途中荒船温泉(500円と安い)で温泉につかる。露天風呂からは鹿岳と四ツ又山が見えた。

 新宿駅に18:40に着き、自宅には19:40に帰る。

99年5月2日 トモ岩へ