4月5日(日)麻生山1267.5m
コース 自宅5:55−猿橋駅(8:24〜46)―富岡バス停(9:05)〜麻生山(11:25〜12:00)〜権現山(12:50〜13:10)〜松見分岐(14:00)〜棚頭(15:00)〜不老下(15:20〜26)ー上野原駅(15:51〜16:06
―自宅18:10

 先日、なにげなく山のバスの時刻表を見ていたら、麻生山という文字が見つかった。登山口は中央線猿橋からバスが出ている。首相と同じ名前の山だ。解散が遅くとも9月に迫る今、首相でなくなったら面白みに欠けるので、行ってみようと思う気持ちになった。4日に行こうと思っていたら、前日通っている循環器科の医者に思わぬことを宣告され、家内に告げたら、「次の日ぐらいはおとなしくしていたら」と言われ、気分的にも落ち込んでいた。
 その日の夕刊紙を見たら、5日も一日晴れになっていたので、行くことに決めた。パソコンで登山者の記録を見つけ、プリントアウトしていく。
  朝5:30に起き自宅を5:55に出て、6:05のバスに乗って登戸に向かう。登戸から南武線で立川に出て、高尾経由で猿橋駅に降りる。天気は曇りがちだ。改札を出ると、おばちゃんたちが4〜5人で山の案内もありますよと声をかけていたが、麻生山だよと返事すると誰も知らなかった。バス停に降りても登山者は他に誰もいない。バスが来るまでの間準備体操をする。バスに乗るが誰もほかにいなく、途中で乗ってきた人もすぐ降りてしまった。富岡バス停に近づくと、鋸状の尾根が見えてきた。今回急な登りなので敬遠した鋸尾根だ。その稜線には霧が出てきている。
 富岡バス停で降り、橋を渡り集落の道を歩くと道標や地図があり、麻生山への道を示している。集落を抜けると未舗装の山道に入る。緩やかな登りが続く。途中で一人中年の人に会い、どこまでですかと尋ねたら、権現山の往復とのこと。さらに緩やかな登りが続き、少し平らになったかと思うと、やや急になってきた。もう900mを過ぎ1050mの分岐まですぐそこのはずだ。10:50に分岐点に着く。


 道標はトラバースの道をさしているが、まっすぐ直登の道にも木に赤いテープが巻かれている。パソコンで見た人は直登したので、トラバースの道を行くことにする。パソコンの登山記録にある通り、がれている。ただ、50mくらいまでで、あとはそんな危ないところはなかった。鋸尾根の登山道まで20分かかり、出た時はほっとした。

 ここからはまたゆるい登りを麻生山までのぼり、大きな文字の山名標識のあるところに11:20に着く。

少し早いが、昼食にする。
 今日はハヤシライスだ。大部前に買っておいたのが、ようやく片付く。ご飯は15分温めるとあるが、今日は9分でも十分温かかった。展望は南方向のみよいが、曇っているため、山の展望はよくない。南に広がる平地は富士急行線沿いか。鳥が鳴いているだけで静かだ。
 12:00に出発する。5分ほどで麻生山ときちんとした金属標識のあるところにでる。ここが1267.5mの場所か?

 やや若い人が食事をしていた。どこ行くのか尋ねたら、北峰から坪山経由で西原に出るという。北峰から坪山までが地図には道の線がないが、稜線の道はあるという。写真を撮ってもらい、権現山へ向かう。途中、分岐点かららしい急坂の道との合流点を見つけるが、標識もテープも見当たらなかった。道はどんどん広くなり、いったん下って権現への登りを進むが、大した登りはなく、山頂に着く。

 さすがに下の方の展望がいい。山頂では中年の女性が一人で何か食べていた。やたら話しかけるし、食事は終えましたかとか、これ少しどうですかとか実に賑やか。浅川峠に下るがバスの時間には十分すぎるほどの時間がある。おまけにどれくらい掛かりますかと聞いてくる。1時間15分で着くとありますよと答えると、そんなに近いんですかと返事があった。山に地図をもってきていないのか?神社(権現様)の脇を抜け、アップダウンを繰り返して、松見分岐(コースタイムは30分だが50分かかった)から棚頭へ下る。雨降山への分岐点から急な下りになる。ストックがあればいいなと感じた。途中林道で分断された箇所を2か所抜け、くだるが、不老山へ向かおうとして途中で折り返したため、20分ほどロスする。そのため時間がなくなり焦ったせいか、集落に出る直前に道に迷い、民家の畑に出る。他にも迷って出た人いがいるらしく、笹が大きくなぎ倒されていた。
 棚頭の集落からは急いで歩いたので、20分で不老下バス停に出る。10年ほど前外山君と来たバス停だ。今日は枝垂桜が満開だった。

 15:26のバスで上野原駅に出て自宅には6時過ぎに帰る。
  教訓。山では帰りがけの駄賃はよくない。自覚がなくても足は疲れている。何があるかわからないから、山頂まで登ったらそれで良しとしないといけない。行きがけの駄賃も良くない。今日の目的はなんなのか、自覚していこう。あせらないためには、常に時間には余裕を!

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