1月14日(水)武甲山(1295m)・大持山
コース 新宿ー一の鳥居〜武甲山〜小持山〜大持山〜妻坂峠〜一の鳥居―新宿
バスツアー

 昨年から申込みを済ませていた、武甲山は西武新宿線の駅から歩くのだが、駅から登山口まで結構あるので、今回もバスツアーになった。退職まじかになってきて、平日も気ぜわしいし、山の準備をする気持の余裕がない。休みの日は家内の付き合いもあり、色々忙しいし、何しろ休暇が使い切れない!ということで、平日山に行くことにしたが、平日は人が少ないので、ひとりで行く気があまりしない(ここら辺が既にたそがれてきた証拠!この日も2〜3人あるいは単独で結構来ていた)となると必然的にバスツアーになった。今回のツアーガイドさんは先頭が桜井さんとしんがりが小室さんだ。小室さんはカメラマンなので、写真撮影については安心してお願いした。一方、桜井さんはペースも速いが、今日はコースタイムが厳しいと言って、休憩時間も短い。後ろからのんびり歩くのが好きだったが、ついいたらすぐ出発で、やや疲れた。
 天気予報は快晴で4〜5日前から楽しみであった。新宿を予定通り7:45に出発し、関越、圏央道と走り、鶴ヶ島で降り、国道299号線を西武秩父線に沿って走る。芦ヶ久保の道の駅で休憩し、登山口には10:00に着く。途中石灰石の採掘場のそばを通る。採掘場が終ると、道は未舗装になり、凍結している。狭い橋もあり、バスの運ちゃんが車体の下に当たるとか文句を言っている。結局、一の鳥居まで行かずに、Uターンできるところで下された。各自準備体操をして、10:10に出発する。
 歩いてすぐに妻坂峠の分岐点に出て、一の鳥居があった。

一の鳥居は工事中らしく、工事車両が置きっぱなしの状態になっており、土も盛り上げられた状態になっていた。一の鳥居からしばらく車が通れるほど道幅はあるが、雪が積もっていないところは路面に厚い氷ができていた。やがて、右手に山道に入り、ジグザグの登りが始まる。杉の植林地がかなり上のほうまで続いている。雪はあったりなかったりしている。最初の休憩地点でアイゼンをつけるが、今回も4本爪しか持ってこなかったので、爪の間に石が数回挟まり、難儀する。6本爪の方が歩行に適している。やがて大杉の広場に出ると、幹回り4mほどの大きい杉があった。

ここからもしばらくはゆったりとした登りが続くが、山頂近くになり、20分ほど最後のやや急な登りが待っていた。
 山頂には大きな御岳神社があり、社殿を含め4〜5棟の建物があった。

山頂からの北西方向の見晴らしはよく赤城山、谷川岳、榛名山、浅間山、両神山の山々が見えた。

山頂から北は石灰石が切り出されているため、フェンスが張りめぐらされており、山の姿が痛々しい。

山頂付近は20〜30cmほどの積雪だった。平日にもかかわらず、他に5〜6のグループが来ていた。山頂で12:10〜12:40まで休憩をとり、大持山に進む。下りは南斜面のため、雪もない。下って、ジラジクボ(1088m)という地点に着く。休憩なしで通過し、緩やかな登りがしばらく続いたのち、標高1273mの小持山に1:55に着く。

 武甲山の三角形の展望がいい。桜井さんの4:00には下りたいとの一言で、2:00には出発し、最後の大持山を目指す。ここからは50m程度の下りだったが、いったん登ってから山頂かなと思ったら、また同じような下りと登りがあり、2:35に大持山に着く。

バスの中で聞いた通り、新宿のビル群が遠くに望めた。
 大持山からは妻坂峠経由で一の鳥居まで緩やかな下りだ。ただし、積雪量は峠の近くまで多い。妻坂峠に3:25に着く。峠に着くと広々とした場所なので、なぜかホッとする。小さな石仏が一体あった。

峠でもものの5分と休まずすぐ下る。峠からは杉の植林地帯を下る。一の鳥居に4:00に着き、バスの待つ場所に向かう。今日のコースタイムは6時間だが、実質休憩込みの6時間弱で歩いてしまった。やはり毎日さんは早い!
帰りも道の駅により、サトイモやこんにゃくの土産を買い、新宿に6:45に着く。自宅には7:50に帰る。