2月21日(土)檜洞丸
コース 自宅―新松田8:25ー西丹沢自然教室9:45〜ゴーラ沢出合〜13:50檜洞丸14:00〜ゴーラ沢出合〜16:20西丹沢自然教室17:05〜新松田〜20:00自宅

 久しぶりの一人登山だ。前日東京地方は冷たい雨が降り、丹沢は雪の様子なので、初めての6本歯のアイゼンを試すいいチャンスになりそうだ。購入してしばらくたっているが、今まで重く荷物になるので4本歯で済ませていたが、前回武甲山で、3回ほど石が挟まりさんざんな目にあったのだ。前日はj実際に靴の上に紐の掛け方等ためし履きをし、準備を整えた。今回は1000mの登りと雪も考慮し、ストックも持って行くことにした。
 当日は予報通り、朝から晴れいい天気になった。自宅を6:30過ぎに出発し、登戸駅から小田急で新松田駅に向かう。秦野駅を過ぎて見えた表尾根も雪をかぶっている。新松田駅に降りると、駅前にたくさんの人がバス停付近に並んでいる。やけに人が多いと思ったら、大型バスが出入りするようになり、スノーボードを抱えた若い人が何人か乗り込んでいる。どうやら新松田駅から発着する観光バスができたようだ。駅前が狭いため、大型バスが入るたびにバス停に並んだ人が脇によけさせられている。8:25発のバスが来て乗り込む。座席がいっぱいになり、数人は立ち席のまま出発だ。途中からどんどん降りて行き、終点の西丹沢教室まで行った人は10名程度だった。降りると、バス停前にある小屋の管理人さんが登山届を出してくださいと一人一人に声をかけている。今までは小屋の前に入りっぱなしでいたが、管理人さんが変わったのか、好感が持てる。登山届に記入して渡すと、日帰りですねと声をかけられた。雪の状態を聞いたら、途中から雨になったので、5cm程度残っているとの返事だ。アイゼンは使わないで済むのかと思った。9:45に出発する。
 広い道を5分ほど進むと、右に檜洞丸4.8kmと書いた標識から山道に入る。10:30のあと3.6kmのゴーラ沢出合まではごく普通の道だ。川を石をまたいで渡ると、急登が始まる。やがてまた緩やかになるが、しばらくはしっかりとした登りが続く。やがて雪道になり、雪の量もだんだん増してくる。若いころ2回ほど雪の季節に登ったが、今回はペースが遅い。やがて左手に山頂らしきものが見えてきた。2.4kmの標識で11:20になったが、ペースが上がらないので、ストックを出して使う。途中休憩しているときに一人抜かれるが、別のところで写真を撮ったり、メールをしながらゆっくり登っている山小屋の管理人さんに追いつき、ぬかす。それでもペースは上がらないので、ついに12:20に食事にする。下は雪で尻が少々冷たいがビニール茣蓙を引き、お湯を沸かし、レトルトのご飯とハヤシルーを温める。この大休止が良かったのか、一時はあまりにも時間がかかるからあきらめようかなと思っていた気持ちも、不整脈や心房細動で山をあきらめていたら、症状に負けてしまうぞと思い利かせ、再び山頂を目指す気持ちになった。予定していたバスも、1本遅くなるが、今日中に帰れるので心配はなかった。
 やがて登りが緩くなり、稜線に出ると、あと0.8kmの標識があった。登山者がいて、ここからは階段が凍っているからアイゼンをつけた方がいいとアドバイスされたので素直に従い、ここから持ってきたアイゼンを活用する。階段は数か所で済み、あとは木道が続いており、木道にアイゼンが刺さり、逆に歩きにくくなった。山頂までだらだらと登りが続き、ようやく1:50に山頂に着く。食事時間を除いても、コースタイムより30分多く3時間半かかってしまった。記念写真を撮ったが、明るくてよく見えず、頭が切れた状態で写ってしまった。
 
 山頂で10ほど休憩し、2:00に下り始める。下りになれば順調で、残り2.4kmのところで3:00残り2kmのところで3:10になり、3:40のバスには無理とあきらめ、あんパンやジュースで休憩する。標高900m位のところで、雪がやや少なくなったのでアイゼンを外すが、結構下まで雪はあった。途中ロウバイや冬桜の写真を撮る。

 バス停には4:20に着くが、この時間になると底冷えがし、管理小屋とトイレの間の庇の下がやや温かく、管理人さんと今日の温度は、とか雑談をする。できれば入れてもらえたらと思ったが、やはり県公園協会の業務中なので迷惑がかかる。利口そうな首輪をした犬が一匹いた。やがて下のほうに下って行った。バスは予定時刻の5:05をやや過ぎて到着した。寒かったので早々と乗り込む。体が冷えたせいかバスの中では左の脇腹がやや痛かった。バスの中でも寝たし、新松田からの小田急の中でも寝た。自宅には8:00少し前に着く。