12月23日(水・祝)金時山(3回目)(1回目1992年5月2回目1997年5月)
コース 新松田駅8:10ー8:48地蔵堂8:50〜10:35猪鼻城跡10:40〜11:20金時山12:20〜12:50矢倉沢峠12:55〜14:40明神ヶ岳14:50〜16:15最乗寺16;20ー16:35関上16:45ー17:05新松田17:10−18:16登戸18:30ー18:50自宅

 今年の登り納めにもしかしたら走れるのではとの期待とその下見を兼ねて、明星ヶ岳の稜線と金時山を選んだ。
 当日は冬の気圧配置となり、快晴の山行きとなった。朝6:45のバスで小田急登戸駅から小田原行きの急行で新松田駅で降りる。金時山には今まで4〜5回登ったが、地蔵堂からの金時山コースは外山氏から来聞いていて、今回は初めてだ。さすが人気のある山なので、20人ほどの人が山の格好で乗って来た。終点で降りたのは15〜6人だった。
バスから降りさすがにこのあたりは寒かった。バス停から降りて、5分くらいのところに直径2mほどの金太郎遊び石があった。

 この周辺は金太郎伝説のある町だ。しばらくすると夕日の滝があった。高さ15mはあろうか見ごたえはある。近くのちょっとした流れは凍っていた。

 周囲には古びたバンガローがあるが、いつまで利用されていたのか定かではない。元の道に戻ると舗装が終わり登山道になる。緩やかな登りが杉林の中に続く。途中う回路の案内があり、やや急な登り道を進んだらいつの間にか先ほどの広い道に戻り、追い抜いたおばさんのグループにも追いつかれてしまった。あのう回路案内はなんだったのか?
 やがて道が尾根コースと沢コースに分かれ、より早い沢コースを選ぶ。沢を2〜3回渡りながら進むがあい変わらず緩やな登りだ。途中少し急にはなるが、やがて稜線が見えだし、そのまま稜線にでる。正面に富士山が見事だ。このあたりは猪鼻城跡というらしい。山の地図にもこの名はない。左手には金時山がすぐそばに見える。

 広々とした稜線をやや下り、緩やかに上ったかと思うと、目の前に階段の道が現れる。猪鼻城跡からは妻と娘と一緒に17、8年前に来たが、こんな急な道を登ったことをすっかり忘れていた。レッグウエイトが急に重く感じた。山頂まで時間にして30分、標高差約200m、全部で12個の階段の急な登りだった。
 山頂は相変わらずの人出だったが、以前よりは季節のせいか少なかった。

 正面に富士が、その山裾も見え見事だった。快晴だが風が強く冷たい。とにかく昼食の場所を探す。机と椅子の席があるが、ガスボンベ禁止とある。岩の間に平らな場所もあるちょうどいい場所を見つけ、シートを広げ、バーナーを取り出す。

  今日は肉団子入りの中華丼だ。肉団子は昨日スーパーで見つけ2個ほど持ってくる。ラーメンを考えたが、ゆで汁を捨てることは地下水汚染になる。ご飯も7分でも十分だったので今日は6分にしてみるが、それでも十分ゆでられ、ビニール袋から出すのも周囲にへばりついて、苦労した。5分でもいいのでは?花をかんだら最初は黄色い鼻汁で困った。
美味しい昼食の後、山小屋2軒をのぞいてみる。中は暖房が利いて暖かい。麺類も置いてあり、600円とそんなに高くない。山の写真のほか、有名人の写真やサインもある。2軒目の山小屋で登山記録者の名札があり、最高記録は3600回も登っていた

  山頂に1時間ほどいてから、矢倉沢峠方向へ下山する。下りも急だが、登って来た道ほど時間もかからず緩やかになる。やがて霜が解けたゆかるんだ道になる。
 矢倉沢峠からは笹の中の緩やかな道になる。途中から明神ヶ岳まで見渡せる気持ちのいい尾根道になる。しばらく背の高い笹の中をアップダウンを繰り返し、やがて明神ヶ岳の登りにさしかかる。登りかけてから北風が強くなり、腕が冷たくなってきたが、体は暑いので、半そでのままの状態で、明神ヶ岳に着く。

 丁度ほぼ同時に着いたグループの人に、雲が出かかった富士をバックに写真を撮ってもらい、服を着ようとしたら、指が動かない!ボタンを閉められず困る。強い寒風の中、手を温めたりして、ようやく7〜8分かかって、シャツやセーター・防寒着を着て、ボタンやチャックを閉めることができた。
 そんなこんなで明神ヶ岳から出発できたのは着いてから10分後だった。一緒に着いたグループはとっくに出発しており、北風強い山頂に一人取り残されたようだった。最乗寺の下山口分岐点で大山や小田原市街から湘南の海まで見えてきれいだった。

  今日の目的である走ることの下見については、急な所も結構あり(山スパートでは勾配は細かく出ない)石も転がったりしてとても走れる道ではないことはわかったので、明星ヶ岳にはいかず、最乗寺に下ることにする。
 下る道も陽は当たらず、北風がまともに吹きつけ寒く、家に帰ったら、熱燗で飲みたいと「熱燗・熱燗」と繰り返す。
 ようやく最乗寺に16:10過ぎに着く。途中走ったりしたが、結構時間がかかった。明神ヶ岳のグループが見えたので追いつくかと思ったが、結局最乗寺まで追い付けなかった。団体なのに、結構足が速いのは訓練された人達のようだ。
 今日のコースの中での案内標識の時間は結構きつい。地蔵堂に「金時山まで130分」とあったが、結局150分かかった。また、金時山には「明神ヶ岳まで2時間5分」とあったが、2時間20分かかった。最乗寺分岐点には90分とあったが、途中少し走っても85分かかった。コース設定時間の対象が若い人のようだ。
 最乗寺でバスが待っており、着いてバスに乗り込んだらすぐ出発した。大雄山駅からは大雄山線に乗ると小田原周りになるのでバスで新松田に出て帰る。新松田で17:03の急行に間に合わず、17:10の電車で登戸に向かう。
 自宅には18:50に帰る。