11月1日(日)秩父槍ヶ岳(中津川槍ヶ岳)1341m
コース 新宿駅ー相原橋登山口ー野鳥観察小屋ー秩父槍ヶ岳山頂ー野鳥の森―相原橋登山口―新宿駅

 秩父槍ヶ岳はかなり交通の不便な所にあり、登山口にバス停はあるものの、西武秩父線三峰口駅から約50分かかる上、1日4便しかない。車で行っても約2時間半もかかる。昭文社の地図は点線で、所要時間の案内がないし、山のガイドブックにも掲載されたのを見たことがない。名前と雰囲気に誘われてバスツアーに参加した。天気予報は午後遅くなって雨の予報。下山までに間に合えば助かる。
 朝はよく晴れてはいた。今回のガイドは古谷さん、金子さんの2人だ。
 出発してから、1000円渋滞の様子もなく、順調に高速を降りて、相原橋登山口には10:15に着く。


身支度を整え、準備体操をして、10:30に出発する。野鳥小屋まで約15分。ここから先はロープと札があり「通行禁止」となっているコースを登る。
 それでも展望台までは比較的楽な道だ。


ここから先は特に危険な箇所こそないが、ふみ跡がやや浅いうえ、急な登りが続く。赤いテープも所々あるものの、分岐点が多く、一人だと心細そうだ。
 山頂近くになったところで、先頭を行くガイドさんがロープを張り、女性から先に登る。他にロープもあり、大した距離ではないが、結局全員通過するのに30分かかる。

 山頂には13:35に着く。山頂の入り口にも下と同様ロープと札があり、「通行禁止」になっている。
 山頂は樹が茂り、展望はない。それでも両神山が近くに望める。

 山頂で15分ほど休憩した後、下山を始めるが、しばらくは下ったかと思うと上りがあり、それを30分ほど繰り返す。結局下り始めたのは14:20だった。さすがに下りのコースは小さく黄色い板に黒い文字で案内板が所々にあった。
 ようやく「野鳥の森」という大きな案内板が見えたのは下り始めて30分ほどたってからだった。沢沿いの道に出て、道が緩やかになり、登山口に着いたのは16:15になってからだった。
 ロープのロス時間と昼食の20分を除いて、山頂まで登りが約2時間、山頂からの下りが約2時間25分かかったことになる。
  登りより下りの方が時間がかかる珍しい山行きだった。

                                   紅葉の様子の写真