6月11日(金)〜12日(土)浅間山(前掛山)
コース 新宿駅ー浅間山荘〜火山館〜前掛山〜火山館〜浅間山荘ー新宿駅

 今回もバスツアーだ。梅雨入り前の微妙な時期で天候が心配だったが、梅雨入り前の最後の晴れの日になりそうだとの予報にホッと胸をなでおろす。
集合20分前の10時半に新宿駅に行くと、すでに大部分の人が来ている。出発予定の10分前に全員が集まり、出発する。
関越高速に入り、佐久ICで時間調整をして、4:15に起こされるまでよく寝た。顔を洗い朝食を食べる。出発地の浅間山荘には5:30に着く。なだらかな山の稜線が見えるだけで山頂は見えない。鮮やかなオレンジ色の山ツツジがきれいだ。
 
 身支度を整え、5:50に出発する。川に沿ってなだらかな道を進む。川が金属が溶けだしたような赤錆びの色になっている。
 一の鳥居まではなだらかだが、次の二の鳥居までやや登り道になる。二の鳥居までの峰のコースは2000年の私の地図にない。また、最後の前掛山山頂までの道もない。
 二の鳥居には薪が置いてあり、次の火山館までボランティアで燃料を運べる余裕のある人は運んでくださいとの説明がツアーリーダーからあった。私も二つほどリュックにくくりつける。
 火山館目指して登って行くと、樹が少なくなって、広く青空が見えるようになったが、突然左手にとがった岩肌を持つ山が見えてきた。トーミノ頭とそれに続く黒斑山への岩稜だ。

さらに進むと右手にはとがった大きな岩山が見えてきた。牙山と奥に続く剣ヶ峰だ。

さらに火山館に着く直前に硫黄のにおいが立ち込めてきた。岩から染み出る水も金属のさび色になっている

いよいよ火山に近づいてきた様相を示してきた。
 火山館は浅間山近辺の資料を展示してある館で、宿泊はできない。黒斑山のライブビデオや避難用のシェルターもあり、浅間山の観測所を兼ねているようだ。

20分程休憩してから出発する。
 道はまたなだらかになり、土の道を進む。先程から見えていた黒斑山も岩肌が見えなくなり、樹木と土の見える山となり、山の姿がおとなしくなってくる。トーミノ頭へ行く道と別れ、少しづつ登るようになる。道にはだんだん岩が出てきて、やがて溶岩と思われる黒い石や岩の道となる。やがて右手になだらかな山頂と思われる稜線が見え、樹もだんだん少なくなる。

左手には黒斑山に続く外輪山である蛇骨岳、仙人岳、鋸岳、Jバンドも見えだす。
 登山道も溶岩だけの道となり、樹もなくなる。

勾配がきつくなり、やがてその道も登り切ったと思ったら、シェルターと山頂が見えてきた。

 ここで道は右に向きを変えるが、直進の道は通行止めになっているが、多くの人が無視して浅間山山頂の方まで登っていた。
 コンクリートあるいは金属で作ったシェルターのそばで休憩する。前掛山直下は雪が残っている。

 なだらかな稜線を登り、前掛山山頂に着く。標識は浅間山になっている。

百名山もこれで93山目。
 山頂付近はすっかりガスがかかっており、展望があれば富士山や北アルプスまで見えるというが今日はまるっきり駄目で残念だ。風が冷たくなって来たらしく、山頂で昼食とは行かなかった。10分ほどで山頂を後にシェルターまで戻る。
 シェルターのそばで15分だけの昼食タイムになる。さすが休んでいると寒くなりシャツを着ることにする。
 帰りは溶岩だらけの滑りやすい道を注意して下る。

右手に見える外輪山がきれいだ。

さすが火山で有名で人気があるようで家族連れを始め、多くの人が登ってくる。
 火山館で休憩後、二の鳥居から川沿いに下る。
 浅間山荘には1時に着く。赤い湯に入浴し、さっぱりとする。650円の生ビールがおいしかった。
 いよいよあと「7」になった
今回山で見かけた花
 コイワカガミとミヤマキンバイ
ハクサンイチゲとミネズオウ