7月18日(日)〜20日(日) 唐松岳・不帰ノ剣・白馬鑓が岳

1日目 新宿駅ー白馬八方ー八方リフ15:10〜17:45唐松岳山荘
2日目 唐松岳山荘5:50〜6:10唐松岳6:20〜不帰ノ剣不帰ノ嶮(V峰〜6:55U峰7:10〜8:20T峰8:30)〜8:45不帰キレット〜11:00天狗の頭11:10〜11:20天狗山荘12:00〜13:05白馬鑓が岳13:10〜15:20白馬鑓温泉小屋
3日目 白馬鑓温泉5:40〜9:40猿倉10:15ー10:45白馬八方15:30ー2新宿駅

 

梅雨明けの北アルプスに行ってきました。今回のルートは北アルプスの北部で縦走が抜けていたところを計画していた。
16日(金)から勤務の関係で5連休になっており、梅雨明けを待っていたら、17日の午後1時のニュースで、九州から北陸まで梅雨明けしたとの報道が飛び込んできた。
翌18日からまだ3連休があり、即行くことを決めた。17日午後は切符の手配、荷物の用意、食料品の買物とあわただしく過ぎた。
18日(日)
 8時新宿発のバスに十分間に合うように自宅を出発。7時過ぎには新宿駅の高速バスターミナルに着く。3連休の2日目だ。中央高速道路の渋滞が気になっていたが、カウンターの黒板には30km渋滞の表示。アナウンスでもしきりに説明があった。少しでも早く着くことを祈るしかない。が、無情にもしばらくすると30が40に訂正された。
 8時10分前になり、バス乗り場に並ぶ。列の先頭では係員がバスに乗る人に何か説明をしている。到着時刻の遅延の説明らしい。昨日は3時間遅れたようだ。見ていると半分くらいの人がキャンセルしている。しかし、いまさらあわててもどうしようもない。バスは定刻どうりに出発したが、席は半分も埋まっていなかった。
 新宿から高速に入り、しばらくはややゆっくりだが順調に動いていた。調布を過ぎるとやや込んできて、稲城大橋あたりから時々止まるようになってきた。三鷹、調布、国立府中、八王子とだんだん予定到着時刻の遅れが広がり始め、八王子バス停ですでに1時間15分ほど遅れていた。相模原IC近くになってようやくスピードを上げ始め、休憩した談合坂SAからは順調に流れるようになった。この時運転手から約2時間遅れとの説明があった。あまり到着が遅れるようであれば今日は八方池山荘でも仕方がないと、自問自答する。
 高速を豊科ICで降り、終点の白馬八方には予定より1時間45分遅れ、2時25分に着く。近くの係員に聞き、リフト乗り場を目指す。
 リフト乗り場で券を買う時に、雷注意報が出ていないか確認する。確認しますと聞きにいってくれ、出ていないとの返事があった。
 リフトを3つ乗り継ぎ、最後のリフトに乗っている時、小屋に電話をし、これから行きますので着くのが6時を過ぎますと告げると、あまり勧められませんので自己責任で行動くださいとのつれない返事があった。
 最後のリフトを降りたのが3時5分だった。目の前に八方池山荘があり、大勢の人がたたずんでいたりしている。

道が分かれていたので、下って来た人にどの道が距離が短いかを尋ねる。予定コースタイムは山荘まで3時間半だ。八方池までは大きな岩の道だ。ここまで1時間のタイムを40分で歩いたので、このまま行けば6時には着けそうだ。

 八方池の登山道のほとりにいかにも山慣れした人がたたずんでいた。間違いなく山に登る人だ。聞いたら山小屋のパトロールの人とのこと。思わず気持ちが安どする。八方池からは登山者の数は少なく、時折下ってくる人とすれ違う程度だ。道はしっかりしており、残雪こそ所々あるが、急なところもない。やがて稜線に出ると、明日行く予定の峰々が雲に隠れていて、雪渓が見えるだけだ。

遠くに唐松岳の山頂らしき頂が見えるようになる。

3人の下山者とすれ違ったと思ったら、山小屋が目の前に現れる。
 唐松山荘に着いたのは5時45分だ。

靴も軽いし、ストックもあるし、ほとんど休憩なしで歩いたので2時間35分で着く。
 部屋は北棟で2階だ。着替えて、荷物を整理していたら、食事の時間になり、とりあえず生ビールを売っていたので850円払い飲む。じつにおいしかった。席は丁度左側に窓のある席だった。皆が騒いでいるので、外を見たら、形のいい峰が正面に見えた。剣岳だと騒いでいる声がする。地図を見て確認すると間違いなく剣岳だ。立山からの稜線もくっきりと見える。

ビールもおししかったが、すばらしい絶景を目の前にして酒を買い求め飲む。最高のつまみとなった。
 食事を終え、外に出てもう一度剣の雄姿を見る。月が唐松岳の山頂にかかり、やがて夕焼けが稜線を赤く染める。
 蒲団に入って今日は朝から一日バスの中でうたた寝したのであまり眠くないが何となく寝てしまう。
 夜中目が覚めたら11時半だった。星を見に行くと、天の川とともに満天の星が瞬いていた。流れ星を見ていたら20分間で2回ほど流れた。

19日(月)
 騒がしい声で目が覚めたら4時少し前だった。日の出は4時40分ごろと聞いていたので、4時20分に起きだし、顔を洗って外で空を見ていたら、どうやら日出は山の反対側のようだ。回ってみたらすでに陽は登っていた。

昨日気がつかなかった五竜岳が左手にそびえている。

 5時に食事を済ませ、身支度を調え、5時50分に出発する。まず、唐松岳に登る。山頂にはすでに2人がいてカメラを据え写真を撮っている。回り360度の山の展望が広がっている。早速動画を活用する。槍穂高こそ見えなったものの、雨飾火打妙高戸隠浅間八つ富士山五竜鹿島槍立山剣毛勝そして日本海も見える。

 不帰ノ嶮はV峰U峰T峰と3つあるが、いわゆる鎖場はU峰の下りだけである。
 まずV峰に立つと唐松岳がよく見え、出発した時は2人しかいなかったがすでに10人以上の人が見える。

さらにU峰に立つと、鎖場のある急な下りが近くになる。

U峰から少し歩いてから鎖場の上部にたどり着く。まず、右から巻くようにして下り、ほぼ垂直の岩壁に出てから今度は左手に巻くようにして下るが、最後は垂直の岩壁に沿って下る。

 T峰にたどり着きホッとする。(T峰の登り下りに鎖場はない。)

T峰を下りきると今度は天狗の大下りの逆を行く大登りになる。標高差は約350mほどあるだろうか。道はそんなに急ではない。
 登り切ると、なだらか天狗の頭への稜線が見える。

      天狗ノコルへの稜線                           富士山                         穂高と槍 
 天狗ノコルは今までとは違った山頂だ。ここまで来ると白馬鑓は近くに見えてくる。


 なだらかな道の後ろに天狗山荘がある。壁は黒いし、平屋作りだ。11時20分になったので昼食にする。ペットボトルも2本空になったので返却し、1本買い足す。
 天狗山荘からは分岐点までやや登り、ここに荷物を置いて空荷で白馬鑓を往復する。
 白馬鑓に着くとすでにガスが広がり、杓子岳の下りは見えるが、白馬岳も見えなくなっていた。

 分岐点に戻って、稜線と別れ、白馬鑓温泉をめざす。


最初は道もがれていたが、だんだん岩も大きくなり、がれ場はなくなった。下り始めてしばらくすると硫黄のにおいがしたが、また途中からしなくなる。ただ道は急なので、階段や鎖場もあり足を踏ん張るところが多い。また、雪渓や沢のそばの道が多く、岩が濡れて滑りやすいので注意が必要だ。さらに蚋が出てきて顔の周りを回りうるさい。2時間半のところ1時間50分で鑓温泉小屋に着いてホッとする。
 着替えてから早速温泉につかる。汗も流れ気持ちよい、硫黄の温泉だ。

露天風呂は混浴となっているので女性は内ぶろだ。ただし夜8時〜9時は女性用となるらしい。
風呂上がりに早速ビールを飲み、食事の時もさらに350を飲む。

20日(火)
 歩いたわりには疲れていないのか寝付きはあまり良くなく、蒲団の中では寝たり起きたりだった。
朝4時ごろには人の声で起こされる。カメラを持って外に出てみると、すでに露天ぶろには6〜7人の人がいて、日の出を待っている。
日の出にはまだ15分くらいあるが、風呂につかって待つことにする。
風呂から日の出を拝むはおつなものだ。やがて4時44分ごろ日の出があり、写真に収める。

 食事は5時前から呼び出しがあり、風呂からあがって朝食を食べる。納豆が出たので医者から止められていたので半分ほどいただく。
 昨日午後行動を共にした人を食後用意をすませて小屋の入口で、見つけようとしていたが、2回目の食事にも見かけず、さきに出発することにする。

 下りの大雪渓で凍ったところで滑ってしまい足を取られ、肘から出血し、左腰を打ってしまい、4日たったいまもまだ痛い。

 
 小日向のコル付近の池で水芭蕉やモリアオガエルの卵を見かける。(下に写真あり)
 雲がなければ見えた白馬鑓の雄姿がガスに隠れ、頂上まで見えなかった。


白馬大雪渓との合流点に到着した時はほっとする。

 猿倉に開設されていた登山案内所でバンドエイドを分けてもらい、雪渓で滑った時、左ひじを強打し、出血した所に、貼る。また、途中の道でペットボトル等のゴミがあったので、拾い、手渡す。
 今回初めてトレイルランニング用に買ったスパッツを3日間はく。はいたり脱いだりが手間だが、足の筋肉がしっかり締まり、疲れを感じない。
 予定より早く下山できたので、白馬八方のバス停で早い切符に取り換えてもらったが、1時間早いバスしかないとのことで、結局白馬八方で温泉に入ったりして、5時間ほど時間をつぶす。
 帰りの新宿駅行きのバスは3連休も終わり、順調だったことは言うまでもありません。

以下、山で出会った代表的な植物と動物です

          イワベンケイ                         ウルップソウ                         ミヤマオダマキ

     コマクサとキバナノコマノツメ                   シャクナゲ                            コイワカガミ

        雪渓とコイワカガミ                       ミズバショウ                       シラネアオイ

             オオサクラソウ                   シナノキンバイ                        ニッコウキスゲ

     親    ライチョウの親子    子          砂浴びをするライチョウのつがい          モリアオガエルの卵 ↑ ↑   
費用
新宿駅―白馬八方  バス 片道4700円 往復8500円
山小屋(1泊2食)9000円(両小屋共)
リフト3本 片道1400円  バス 猿倉―白馬八方950円
その他アルコール・飲み物・土産等