4月4日(日)熊倉山1427m
コース 自宅5:55−6:20登戸駅6:26−7:00池袋駅7:30−9:14秩父鉄道白久駅9:20〜10:05城山登山口10:15〜12:35熊倉山山頂13:05〜14:20城山登山口〜15:00白久駅

 前回雪の馬頭刈尾根で計画の3分の1しか行けなかったので、心のどこかに不満が残っていた。4月に入り、山の雪も解け、いよいよ春山のシーズンとなった。3月下旬の寒い日も終わりを告げ、ようやく春らしい気候になってきた。
 1か月ほど前、山の旅行社のガイドブックで、熊倉山という聞きなれない山を見つけ、探してみたら、西武線の白久駅から歩いていけることが分かり、一人でぜひ行ってみたいと思っていた。標高も1400mあり、なおかつ駅から3時間で山頂に立てる。携帯の電車乗り換えサイトから検索すると、登戸を6:36の電車に乗ると、白久駅には9:14に着き、昼食は山頂で食べられるようだ。
 天気予報は晴れのち曇り、夜になって雨とのこと。山を下りるまで雨は降らないようなので、出かけることにした。
 朝一番のバスで登戸駅に出て、新宿で山手線に乗り換え、池袋駅で西武線に乗り換える。後で知ったが、この時7:05の急行に乗れば、特急料金650円がいらなかったようだ。7:30発のちちぶ5号はすいていて、リラックスできた。2002年2月二子山から大持山まで登った以来の西武線の特急だ。車窓から見る桜はどこも満開でお花見日和だ。特に自衛隊入間基地は線路を挟んで敷地は広く、敷地内の桜も満開だった。
  西武秩父駅で三峰行きに乗り換えると、あちこちでおばちゃんの元気な山の話が聞こえてくる。山名も鹿島槍だ黒部五郎だ笠だと北アルプスばかりだ。おじちゃんは…あまりいない。
 白久駅で降りたのは4名。電車のカード(パスモ)が使えず、運転を払って、お年を召した駅員さんに、パスモ復帰の書類をもらう。
駅前の道路を渡ると、うらびれた熊倉山登山口の門があるが、山に登るのは私以外にはいないようだ。

 川に沿ったアスファルトの道を進み、民家や旅館を過ぎると、別荘や廃屋となった元別荘がある。
 やがて、20分ほどで林道コースの入り口に着く。ここからは3時間なので、2時間ほどの城山コースをたどることにする。
 城山登山口入口脇には、新しい林道の入口ができており、工事中のためらしく通行禁止の看板があった。ここで、登山届の用紙があったので、書いてポストにいれる。今日は妻には電車や山道の予定時間まで書いて渡しておいたが、届出があれば、もっと心強い。
 登山道はしばらくジグザグの植林内の道が続く。熊倉山山頂の文字のコース案内板があり、NO13から始まって順次数字が減っている。

 途中、鎌倉の大イチョウが倒れた先月の大風の影響がまだ残っており、枝が折れたり、倒木が道をふさいでいるところもある。30分程でジグザグの道が終わると尾根らしい道に出る。勾配もやや緩やかになる。
 NO9で一休みするが、既に上り始めてから45分が経過した。2時間で着くのか心配になってきた。道は少しのぼってからアップダウンを繰り返すようになってきた。尾根道は狭く岩が多く、両側とも切り立ったがけだ。アップダウンが終わり、また登り始めたNO6で一休みする。「9」から「6」まで20分しか登っていない。体力の衰えか?すでに1時間10分が経過した。NO9では5分休みだったが、ここではやや疲れたので10分休憩とする。
 NO6を出発して、上から下りてくる人に会う。どうやら谷津川林道コースを登ってきたらしい。どれくらいかかったか聞いたら2時間との返事。(コースタイムは3時間)若い人は早い!やはり山頂はNO1とのこと。頑張ろう!
 アップダウンが終わり、また登りが始まり、しばらくすると、標識があったが、左の下り道は文字がテープで隠され、道はトラロープでふさがれている。地図の左からの(日野コース)の合流点で今や廃道なのかと思ったが、違うようだ。又しばらく登ると、今度は立派な日野コースの標識があった。

 さらに登るとやがて、上から話し声が聞こえてくる。どうやら普通の山と違って、山頂の平坦はない山だ。登りつめたまま、山頂に着く。登山口から2時間20分かかった。コースタイムの2時間は少しきつい。
 山頂は狭く、20人ほどいると一杯なってしまう。すでにお年を召した男5人女2人の7人のグループがいて楽しげに会話しながら食事をしている。聞いたら、町田から車で来たらしい。日野コースから登ってきたが、木が倒れて、伐採しながら登ってきたとのこと。どうやら鋸を持ってきたらしい。用意がいい人たちもいるものだ。コースタイムを着たら3時間45分かかったとのこと。相当早く(遅くとも8時半には)登山口を出発したようだ。
 山頂は木が生い茂り、展望は悪い。おまけに曇ってきたので、山座同程は不可能だ。早速中華丼の昼食にする。
 食事も終わりかけたら、7人のグループが下ろうというので、写真を撮ってもらう。


金属の山頂名板はさびて、標高も読みにくくなっている。薄黄色の板に山頂名と1427の標高を記入した板を我々が取り付けたとのこと。
 昼食も終わり、誰もいなくなった山頂は一面曇ってきた。早々と片付けて下ることにする。
 下りも道は分かり、特に不安な個所はなかった。ジグザグの道に出るとあとは楽だった。予定より早く1時間15分で降りることができた。
 登山口から、もと来た舗装された林道を歩く。早く降り着てた余裕で、歩きながら、持ってきたあんパンをかじり、ジュースを飲みながら歩く。

、駅には3時に着く。年老いた駅員さんに聞いたら3時6分に上り電車があるとのこと。予定より一つ前の電車になったので、40分ほど早く帰れそうだ。
 ところが、電車に乗って携帯から乗換検索をしたら、西武秩父駅で2分の接続で特急に乗り換えと出た。駅に着いたら駆け足で階段を上り下りし、乗換ホームに行ったら、駅員さんから「この特急電車は満席で、次の電車は5分後に階段の反対側から出ます」とのこと。その電車は今、白久駅から乗ってきた電車で、そのまま乗っていれば良く、急いで階段を上り下りする必要はなかったのだ。疲れた!。
 西武秩父駅を出発する前、再度携帯の検索をやったら、安くて速いのは途中秋津駅から武蔵野線に乗換え、府中本町で南武線に乗り換えるコースらしい。
すでに白久駅で池袋まで切符を買ってしまったので、遠回りして帰るしかない!携帯の乗換検索も意外な盲点があることがわかった。160円と10分損して、17:53に溝口駅に着き、我が家には18:15に帰る。
感想書き込みはこちらからどうぞ