12月11日(土)真名井北稜(真名井沢の頭)1250m 靴重
コース 川井駅9:27ー9:45清東橋〜10:30真名井橋〜10:45真名井北稜登山口〜14:10真名井の頭14:15〜15:20赤久奈山〜16:40古里駅16:42

 今回は現地集合のツアーだ。初めて参加する北アルプス総合案内所のツアーだ。このコースは山の地図ではかすかな破線となっており、企画があって初めて分かったコースだ。正直言って落葉が多い季節のせいもあるかもしれないが、道が分かりにくい上、登りにくいところもあり、とても単独では行く気はしない。
 川井駅に9:22に集合なので、電車で降りると、駅で旗を持った人がいて、声をかけてから、バス停に向かう。
 バスは棒の折れに行ったとき利用したので思い出したが、1時間1本くらいしかないバスなので、すでに15人ぐらいの人が列を作っていた。バス停で改めて名前を言った時見たメンバー表は女性がかなり多い。後で行ったが、男性は私以外に1名だけ、残り12名は女性だ。こんなコースは冒険好きな男性が多いだろうと思ったので意外だった。
 バスに乗り、清東橋で降りて、そのまま上流へ向かう。途中棒の折山に向かうグループと別れてさらに奥へと向かう。リーダーが「こんなに登ってきたかな」とつぶやくので不安に思えてきた。追い越した車の人が降りてきて、我々に狩りが解禁になったので注意してくださいというビラを持ってきた。リーダーが「真名井北稜の登山口はまだ先ですか」と尋ねた。そうしたら、「いえ、ずっと手前ですよ。この先は行き止まりになりますよ」との返事だ。
 ありゃというため息と、さらに運転手さんが「ずっと手前の橋を右に行ったところですよ。バス停の清東橋より下ですよ」とのことらしかった。
 バス停で、2つ手前の真名井橋を右に曲がることになった。リーダーから謝罪とサブリーダーから3つのメンバーわけがあった。結局ほぼ1時間無駄な時間を費やした。
 清東橋から5分ほど入った登山口に「新秩父線NO38に至る山林」の黄色い柱があった。

実際は40・41・42号柱の鉄塔の下を通る道だった。
 最初の15分程は狭い急な登り道だったが、なだらかになったら、落葉の積る、はっきりしない道になってきた。杉の木の日陰の道と陽のあたる道が交互に出てきた。

鉄塔が40・1・42号と出てくる。勾配も急になったりゆるやかになったりを繰り返す。左手には赤杭尾根が続く。歩き方は30分ごとにきちんと5分休む登り方だ。左手方向に少しづつ向きを変えている。
 やがて12時を過ぎ、昼食休憩となる。丁度伐採帯で陽のあたる場所だ。正面にエビ小屋山、右手には真名井の頭らしき頂が見える。
 昼食後も急になったりゆるやかになったりを繰り返すが、道が左に大きく曲がりだすと、急な登りはなくなる。赤杭尾根も近くに迫ってくるようになる。標高が高くなったせいか、4〜5日前の残雪もきれいに残っていた。

 最後に急な短い登りを登ったかと思うと、「山頂です。ごくろう様」というリーダーの声。あがってみると山名の看板もない、小さな頂に着く。

 御影石が2つあったが三角点ではない。正面のすぐ下に明確な道と方面板があり、右に行くと川乗山ですという説明。どうやらここが真名井の頭らしい。真名井橋320mからよく登ってきたものだ。
 5分ほど休憩したあと、赤杭尾根を下る。
 道ははっきりしているし、落葉も積ってないし、おまけに下りだから実に楽だ。
 エビ小屋山を左にトラバースしたかと思うと急にジグザグの下りになる。やがて下に新しい砂利を敷いた道が見えてくる。地図にない新しい山道らしい。
 新しい山道に出て、進んでいくと、右からの旧の山道と合流し、「左方向赤杭山」の標識がある旧の道をまた進む。
 もう一度新しい山道と合流すると、「赤久奈山10m」の標識板がり、なだらかな赤杭(久奈)山山頂に着く。

 ここからは広いなだらかな道を下る。展望の広がる場所もあったが、ほとんどが杉の木の中の道だ。
 最後に暗くなったジグザグの道を下ると、民家のそばに出る。そこから古里駅まで10分程だが、電車の時刻が迫っているようで駆け足で6〜7分で着く。
 古里駅16:42の電車で我が家に19時に着く。