11月11(金)〜12日(土)諏訪山(1549m三百名山)
コース 新宿駅―(関越経由)ー浜平登山口〜湯の沢山〜三笠山〜諏訪山山頂〜三笠山〜湯の沢山〜楢原登山口ー浜平温泉しおじの湯ー(関越経由)ー新宿駅

概略図です

 今回もバスツアーだ。5月に御巣鷹の尾根の供養登山に行った時、近くに諏訪山という山があり、申し込んだ。おかげでワッペンには1番が付いていた。
 それにしても今回も天気予報にひやひやした。週刊天気予報が6日前に出るが、10日から12日まで雨が降る予報。ところがテレビの天気情報は11日の金曜日のみ雨。どうやら気象庁と民間の予報会社の予報が12日のみ異なっているようだ。
 そして2日前になって気象庁も雨は金曜日までで、土曜日は曇りのち晴れの予報に変わった。思わずバンザイをした。
 家を出るとき降っていた雨も、新宿駅に着いた時は上がっていた。バスに乗り込んで参加者が9名なので、今日はツアーでも静かな山を楽しめそうだと思った。ツアー案内者(近藤氏)も人数が少ないため、今日は一人だ。1番なので運転席のすぐ後ろの席だった。座席も2人用に一人なので、ゆっくり寝られそうだ。バスはいつもの松島観光だが、運転主さんの名前を聞いて、はて聞いたことがある名前だと思った。後姿からは顔が見えないが、そう、10月の苗場、鳥甲山の時の人だ。
 バスは深夜の関越を走り、時間調整の休憩地「オアシスなんもく」に1時過ぎに着いたようだ。
 4時少し前に目が覚め、トイレに行く。ちょうど運転手さんもたばこを吸っていたので、10月の時の山の話をする。空には満月に近い月が出て、星も瞬いている。朝からいい天気が期待できそうだ。少し早いが、家から作ってきたサンドイッチの朝食(今回は昼も自弁)を食べる。やがて5時になり、車内の照明もつき、5時半出発の説明あり。
 バスが出発して外も明るくなり、6時に登山口に着いた時はもうライトもいらない。
 駐車場を出て赤い山門を抜け、浜平温泉の以前営業していた宿の前を過ぎ、山道に入る。

川のそばの道は落ち葉が積もり、あまり人が入らないせいか、道がはっきりしないところもある。ところが道に入ってすぐ、後ろから叫び声がして近藤さんが戻る。どうやら一人道から滑ったようだ。お歳を召した人で、歩く姿も足を引きずり気味だ。いやな予感がする。
 お歳をめした人を2番目にして歩くが、案の定歩くペースが遅くなった。
 川を離れてジグザグの登り道に入る。
 ようやく湯の沢ノ頭に着いたのが出発して2時間以上かかった8時30分だ。
三笠山と中央に諏訪山
左から帰りに下る楢原からの道が合流している。空は晴れ、稜線は気持ちがいい。

ここからはしばらく平らな道が続く。
 やがて登り坂に差し掛かると、急にアルミ梯子が現れる。

家庭用のはしごを持ち込んで2か所設置されている。階段が終わると道は岩の道になる。三笠山の前峰を過ぎ、下って、また登る。
 三笠山の前峰に着く。

 下って登り、三笠山に着く。小さなお堂もある。梅干し、塩、米がお供えされていた。

三笠山は今回のコースで一番展望がいい。両神山、浅間山、妙義山、御座山が見える。
左浅間山 右御座山
左妙義山 右両神山
諏訪山と右後方は御巣鷹の頭方面

 三笠山から一旦ロープを下って、登ると、諏訪山山頂に着く。樹木が茂り、展望も良くない。

 手作りの昼食のお稲荷とお寿司はよく味がしみ込んでおいしい。パセリや御新香も色どりや味を添え、おいしい。ただ、すしも稲荷ももう少しご飯が少なくてもよかった。
 昼食後、三笠山へ戻る。ロープの上り下りで非常に時間がかかる。帰り、諏訪山から湯の沢の頭まで、コースタイムの倍の2時間40分かかる。
 湯の沢ノ頭からなだらかな道を楢原に下る。途中、熊の爪後が着いた木を見つける。


 地図では大江権現堂から右に大きく曲がるが、現地には特に堂もないし、諏訪山への標識しかなく、右に曲がる道も落ち葉が多いこの季節は気がつきにくい。
 ここからやや急な下り道をジグザグに下って行くが、途中10畳ほどの堂が二つあった。何かお祭りのとき使うのだろうか。
 やがて車が見えるとすぐ、小さな駐車場のほか、お堂や社殿、トイレがある楢原登山口に着く。

 お堂には紙コップがあり、梅干し、塩、米、煮干しがお供えされていた。。
 用足しや手を洗っていると、運転手さんが歩いてきた。あまりに遅いので心配になって見に来てくれたようだ。おかげで50分歩く予定が10分ほどでバスに乗ることができた。
 帰りはしおじの湯で湯につかる。入浴料は500円という安価であった。
 高速も渋滞もなく、しおじの湯からコンビニ経由で3時間で新宿駅に戻れた。