8月12日(金)〜13日(土)谷川岳(オキノ耳1977m〜茂倉(しげくら)岳1978m)
コース
1日目 自宅5:20〜6:32新宿〜7:02大宮7:18〜7:46高崎8:24〜9:29水上9:47〜9:56土合ー10:30谷川岳ロープウエイ11:10ー11:40穴熊沢避難小屋12:10ー13:40肩ノ小屋ー14:00トマノ耳ー15:00カジカ沢ノ頭ー16:10肩ノ小屋
2日目 5:45肩ノ小屋ー6:05オキノ耳6:15ー7:10一ノ倉岳7:20ー7:40茂倉岳7:50ー9:50武能岳10:00ー10:40蓬ヒュッテ10:50ー11:50白樺避難小屋12:20ー13:50JR巡視小屋13:55ー15:05土合駅15:31ー17:00高崎駅―18:00東京駅ー19:20自宅

 今回は家庭の事情もあって2カ月ぶりの山となった。当初予定していたのは大障子小屋泊まりだったが、手前のオキノ沢ノ頭で避難小屋を見つけられず、戻ってしまい、、別のコースとなってしまった。それでも一応谷川岳全山は回り、2日目は楽しい家族と同行でき楽しかった。
12日
 自宅を5時に出て、向ヶ丘遊園駅に向かう。朝から暑く、駅に着くまでしっかりと汗をかく。小田急の急行で新宿駅に出て、東京駅より安い大宮駅で新幹線に乗る。高崎駅で40分ほど待って、水上行きに乗り、水上で越後湯沢行に乗り換える。この電車長岡駅行きだが、7月末の大雨で越後湯沢から先はバス代行になっている。 
水上で乗り換え次の湯檜曽駅からすでにトンネルの中。トンネルのまま次の土合駅に着く。ホームは涼しい。

 始めて名物の階段を上る。全部で464?段あった。5段ごとに踊り場があり、踏み幅も広く登りやすい。上の方に行くにつれ気温が上がってくるのが分かる。ガラス越しに外が見えるようになると少し涼しいかなという程度になる。登りきって右手に進み、改札があって二人ほど駅員がいた。待合スペースは暖かい状態だ。ところが待合スペースを出た途端、ムッとする熱気が来た。もちろん東京よりは涼しいが、夏の暑さが襲ってきた。
土合駅
 車道に出て踏切を渡り、坂道を10分ほど歩くと、ロープウエイが見えてくる。前回来た時はバスだったので楽だったが今回は歩かざるを得ない。1200円出して切符を買い、乗り込む。席に余裕はあったが、詰め込むことはしないようだ。真下に登山道を見ながら、あっという間に山頂駅に着く。今日は荷物が重いのでさらに400円払ってリフトに乗り1503mの天神山駅で降りる。
 今日の谷川岳はすでに雲がかかっており山頂が見えない。

山頂駅からはやや下り道を進む。木道に出てからは歩きやすく楽だ。これなら400円払って乗る必要はなかった。
 穴熊沢避難小屋には30分ほどで着く。

ちょうど12時になったのでお昼にする。

赤い小屋の周りにちょうどいい高さで長椅子のようなものがあったのでガスバーナーを置いて湯を沸かす。
蛇がいて女性たちは騒いでいた。カレーだが値段の割にはあまりおいしくなかった。

 昼食を終え出発するが、ここからはいよいよ登りが始まる。荷物が重く、調子が出ない。しかし子供連れが多い山だ。こんな時間に結構下ってくる人も多い。皆どこから来たのもしかして地元の人か前日泊って登る人も多いのかなと感じるくらい下ってる人が多い。それだけ都会に近い山なのだ!

 ようやく肩ノ小屋が見えたのは1時間20分ほど過ぎてからだ。ほぼ標準コースタイムだ。今日はこれからも長いので、トマノ耳も登る気がしなかったが、とりあえず、荷物を置き、空荷で往復する。


 2時10分に肩ノ小屋を出発する。道は狭い。やはりあまり歩く人はいないようだ。下って、谷川温泉への分岐点までいく。ここからは登ったり下ったりの繰り返しだ。ガスって展望も良くない。風も出てくる。

 やがてカジカ沢の頭の表示を見つける。ところが避難小屋が見当たらない。小さな避難小屋が下にあったようだがガスっているので何も見えない。風も出てきた。このまま40分歩いて次の避難小屋を目指すか、それとも…思いきって戻るか。となると人間は確実な道を選びたがる。当然不安な心理を避けたくなるので、結論は「戻る」になってしまった。

 戻っている間中「4時には着ける、心を落ち着けて」と繰り返していた。
 ところが肩ノ小屋に戻って、聞いてみたら、稜線沿いにありますよ、とつれない(半分なんで戻ってきたの)返事。持ってきたワインや500円のビール2缶を飲んだり、夕食を食べながら明日どうしようかと思っていた。6時半に夕食


肩ノ小屋からオジカ沢ノ頭方面 

夕焼けがきれいだった



そのあとナイターを聞きながら7時は寝てしまったようだ。

13日
 朝、小屋の前で年を召した人と若い人が小屋の外壁に貼られた地図を見ながら何か話している。今日はどこまで行きますかと声をかけたら、蓬峠経由で土合まで下りますとのこと。見たら谷川岳を一周する。これは良さそうだと思い、同行してもいいですかと尋ねらた、二つ返事で了解の返事が帰って来た。どうやら両親と息子兄弟で来たようだ。しかも両親は愛媛からとのこと。お父さんは歩くのが遅いからと言っていたが、下りは慎重だが、登りは結構しっかりしている。息子さんは東京と大阪で暮しているとのこと。
 5:45に小屋を出発して、オキノ耳、
オキノ耳 
松本さんご家族と 

山頂の稜線  
残雪を望む 
戸隠山方面? 

一ノ倉岳 
一ノ倉から茂倉を望む 
茂倉岳
武能岳を望む
武能岳山頂

武能岳までご一緒させてもらう。武能岳は登り160mほどだが結構登り出のある山だ。
下って笹の間に隠れた道を進み、遠くに見えてきたヒュッテを目指して、蓬峠に出る。蓬峠の周辺は広がりがあり、気持ちがいい。甘い飲み物がほしくなり、ccレモンしかなかったが買って飲む。おいしい。

管理人さんと話したら、以前苗場山の遊仙閣で働いていたが、廃止になったのでここに来たとのこと。苗場山といえば、平成10年7月に行ったのでその時お世話になっているかもしれない。山頂に湿原がありいい山だ。秋の山ツアーで申込んでいるのでもう一度行けるかもしれない。
蓬ヒュッテ

。白樺避難小屋への途中の道で、路肩を踏み外し、2mほど転落してしまった。笹があったので、つかんで止まり、登山道に戻る。あぶない!油断大敵!

JR巡視小屋までの道も早足の割にはコースタイム目一杯かかる
JR巡視小屋
 土合の車道に3時少し前に出て、携帯で電車を検索したら、上りは31分発のちょうどいい電車があった。

高崎で新幹線に乗り換え(ビールとチュウハイがおいしかった)、我が家には7時過ぎに帰る。松本さんご家族の皆様ありがとうございました。

 今回の谷川岳で分かったことだが、百名山の谷川岳は1977mでトマノ耳であり、前回行ったオキノ耳は1963mなので正式な山頂にはならない・・・と思ったら、深田久弥先生の「日本百名山」には谷川岳の標高が1963mで紹介されている!先生が間違ったのか、それともオキノ耳でいいと思ったのか?謎である。

今回の山での花の写真
イワギキョウ


ハクサンシャジン


ハクサンフウロ

ウスユキソウ

ヒヨドリバナ

タカネナデシコ

アジサイ

アキノキリンソウとタカネトウウチソウ

名前不祥

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