4月23日(土)達沢山
コース 甲斐大和駅9:10ー林道途中9:30〜笹子峠11:30〜12:00中尾根の頭12:20〜13:00カヤノキビラノ頭〜京戸山〜ナットウ箱山〜14:40達澤山14:50〜16:30立沢バス停ー17:10石和温泉駅17:35ー立川駅ー登戸駅ー20:30自宅 

 3月11日の地震以来、交通機関が一部運転停止だったり、ツアーも中止だったり、また義姉の不幸もあってしばらくご無沙汰だったが、ようやく交通機関も通常どおり運転になり、ツアーだがしばらくぶりに山にいってきた。
 久しぶりの山なのに天気予報は数日前から「曇り」から「雨」になり、2〜3日前は気分もあまりさえなかったが、前日になってテレビを見ていたら急に「曇りのち晴れ」になった。雨の降る地域が関東の南岸になったようだ。助かった。ただ久しぶりの中央線なので早めに集合場所の甲斐大和駅に着くようにした。
 当日は朝から晴れで、雨が降り出す模様もない。朝一番のバスで登戸駅に向かい、南武線を立川駅で中央線に乗り換え、高尾駅で各駅の小渕沢行に乗る。
 甲斐大和駅には集合時間より30分早く着いた。駅から降りると、昨年の12月の真名井北稜で見たスタッフの人がいた。のちほど千葉と自己紹介していた。ほかにも2名がいて、今日のツアーの仲間だった。次の集合時間の9:10に間に合う列車まで30分ほどあり、同行の人と今日の天気のこと等を話した。ところが話題はやっぱり3月11日の地震のことになり、特に福島原発の件が一番盛り上がることになってしまった。
 やがて次の電車がつき、3台のタクシーに乗り込む。出発する前に聞いたが、峠までまだタクシーは入れないとのこと。道らや林野庁が冬の間通行止めにしているが、解除が4月中旬以降らしい。(それなら前もって情報をつかんで、峠まで行けるようになってから催行すればいいのに)
 案の定、12〜3分走ったところで柵が閉められたままになっており、4月中旬まで閉鎖との記述があった。
タクシーを降りて早速歩くことになったが、5〜6分いった所で右に山道があった。ここが地図にある破線のショートカットの近道らしいというので入っていく。
 最初は広い道もだんだん細くなり、やがて踏み跡みたいになり、分岐するようにもなってきた。いったん沢から離れ左方向に上るも、さらに踏み跡が狭くなり元に戻ろうとしたら、左に踏み跡らしいものがあるということでそのまま進むが、さらに藪わけ道を進むことになった。稜線らしきものに出て向こう側を見いだせたが、一向に峠に抜ける車道が見えない。
 ところが1時間たったところでようやく車道を見つけて、出てみるが、どうやら工事用の車道で峠へ抜ける道ではない。車道に出て左に進み、峠に通じる車道を探す。先までひたすら登ってきたのに今度は下りになり、全員が「あらら。どこまで下るの」という感じになった。山裾を数回周りこんで、ようやく山道の標識らしきものを見つける。標識には「笹子峠登山道」とあった。全員からなぜか「ホッ」と溜息が出る。すでに時刻は11時を15分ほど過ぎている。ここで5分ほど休憩し、笹子峠を目指す。
 笹子峠は10分ほどで着き、なんとかゴール到着予定時間が見えてきた。

どうやら予定到着時刻3時半の下山のバス停には1時間遅れの4時半ごろになりそうだ。
 笹子峠からは急な登りが20分ほど続く。登り切ると急に平らな道になる。
 中尾根の頭には12時に着き昼食となる。

ほっとしたので昼食もおいしい。いい天気だ。
 カヤノキビラの頭には1時に着く。

ここで右に折れ、京戸山へ向かう。道ははっきりとしているが、枝が伸びており腕に当たる。あまり歩かれていないようだ。
 京戸山は2時に着き、5分で出発する。

ナットウ箱山を過ぎてしばらく行ったところで、左手に富士山が見えてきた。

今日の目的地達沢山(山梨百名山)へは2時40分に着く。

実に地味な山だ。まっすぐ下山すると桃の花温泉に出るとのこと。
 10分ほど休憩後いったんもと来た道を下り、今度は右に曲がって立沢バス停を目指す。20分ほどで林道に出るとあとは勾配も緩く楽だ。工事現場の脇をすり抜け、国道のバス停に出る。
 バスは5分ほど遅れやってきた。途中バスの車窓から甲府盆地のあちらこちらの桃園に咲いている満開の桃の花を観賞する。
 石和温泉入口バス停で降り、各駅停車で高尾で乗り換え、自宅に8時半に帰る。