5月5日(土)〜6日(日)男体山・大真名子・小真名子山
コース
1日目 自宅6:10ー7:00新宿駅7:30:ー9:30東武日光駅9:45ー11:30二荒山神社11:40ー12:40四合目13:10ー15:55男体山山頂16:10ー18:35志津小屋
2日目 志津小屋5:10ー8:00大真名子山8:10ー10:45小真名子山11:15ー12:20富士見峠ー14:50志津小屋15:20ー16:50三本松バス停17:21ー18:10東武日光駅18:32ー21:30溝の口駅ー21:50自宅

 友人のT君と日光の山へ行ってきました。当初は男体山だけの予定でしたが、昨年女峰山に行きながら大真名子小真名子山に行けなかったので、提案したら賛同してくれました。天候はめぐまれましたが、残雪の多さと急勾配の山道にはまいりました。
 新宿駅発7:30のけごん1号で東武日光駅に9:30に着く。湯元温泉行きのバス停は多くの人がいて、予定していた36分発は立ち席しかなくなったので、次の45分発のバスに乗る。ところが出発してすぐの交差点で渋滞に巻きこまれ、神橋交差点まで渋滞。さらに中禅寺湖温泉バス停でいろは坂下りの渋滞に巻き込まれ、強引に右車線を走り、何とか渋滞を短めに抜ける。が、二荒山神社バス停に着いのは、、なぜか予定より1時間も遅くなった。
 神社で登山登録と安全祈願の札を買い求める。T君が山の案内書の中で志津小屋の水が濁っていたり量もあまり多くないと書いてあるとの事だったので、出発前に情報を聞いていた湯元情報センターに電話してみる。すると雪に埋もれて水場は近寄れないとのこと。T君が自宅から約2リットルの水を持ってきたというので、もし足りなくなったら、志津小屋へ下るのをあきらめてまた神社に戻ることにする。また、情報センターの人が「志津小屋も二荒山神社の所有地なので神社も情報をつかんでいるはずですよ」とアドバイスしてくれたので尋ねてみたが、「今のところ志津小屋については何の情報も入っていない」とニベもない。なんだかんだでガタガタしていたら、神社での記念撮影と給水をすっかり忘れてしまっていた。
 四合目で昼食をし、上へ向かう。六合目までは順調だった。ところが六合目を過ぎると、急勾配と岩、さらに木陰に凍った雪が出てきて、難儀する。七合目に14:20分

八合目に14:55に着く。

八合目からは道も広くなり勾配もやや緩くなるが疲れも出てきて足が遅くなる。九合目は気付かず、そして山頂に着いたのは14時55分だった。
中禅寺湖と奥白根山
 ホッとしてから、定点カメラを探す。鳥居の位置から探しだし、建物の庇の下にあるのを見つける。

写真を撮っている間に16時になり記念にと、カメラの前に立つ。まにあっただろうか。帰ってからのお楽しみとする。(帰ったら下の方に映っていた)
確かに建物や鳥居がある山頂付近だけは雪がすくない。が、少し歩き始めるとしっかり残っていることに気がつく。

下りは北斜面なのでしっかり雪が残っていた。かなり下ってから17:15に八合目の標識を見つける。すでに山頂を出発してから1時間以上たっている。小屋は1合目なのだろうか。それにしてもかなり時間がかかりそうな感じがした。が、ここから下は合目の間が15分程度だったので、六時半にはつきそうだ。
 志津小屋に着いたのは六時半を5分ほど回っていた。

誰もいないので今日は我々二人だけになりそうだ。小屋の中には布団はもちろんのこと、マットレスも2つある。おまけに敷布団らしきものも1枚あった。掛け布団は薄手のも含めて6〜7枚あった。

 まだ外が明るかったので、小屋の外で食事を作る。ちょうど手ごろで平らな岩を見つけガスボンベ台にする。持ってきた焼酎は水が少ないので今日はストレートだ。食事を摂るころには少し暗くなり始めていた。

 食事が終わるとあたりは暗くなり、冷えてきたので小屋の中に戻る。まだ8時前だがすることがない。シュラフにもぐりこみ、布団をかけると暖かいので、疲れもあり自然と眠くなる。T君は早々と寝ついていた。トイレのついでに空を見ると星がきれいだ。はくちょう座のそばには天の川らしく、帯状に明るくなっている。
 夜中T君は30分ほど星を見ていたとのこと。

5月6日
 2時すぎには目が覚める。うとうとしたがあまり寝られない。3時半ごろT君と起きて星を見る。昨日天の川が鮮明だったし、流れ星も見えたらしい。小屋の戻ってもう一度シュラフにもぐりこむが、明るくなってきたので4時すぎに起きる。
朝、小屋のすぐそばの水場を見ると水量はごくわずかで、決して濁ってはいないが、小屋のそばで用を足す人がいることを考える使う気にはなれない。

 朝食を摂りながら、今日のコースを話し合う。予定では富士見峠から小真名子・大真名子の予定だったが、富士見峠までが長いので大真名子山を最初に登ることにする。
 5時10分に小屋を出発する。志津乗越の交差点に出て直進して、大真名子山に向かう。最初こそ緩い登りもだんだんきつくなり、雪が見えてくるとさらにきつくなる。登山道は雪に覆われ見えないが、樹木の幹に橙や黄色の四角い板があり、登るコースがわかりやすく、助かる。それにしても直登のきつい登りだ。7本爪のアイゼンも時々、滑ってしまうので、木につかまりながら登る。
男体山の展望がますます良くなるし、戦場ヶ原と奥白根山も見えてくる。

。三笠山神の像に7時ごろ到着する。まだ階段や鎖場があるらしい。
その鎖場こそ岩に出ていたが、階段は雪に埋もれていた。8時にようやく山頂に着く。展望がいい。

左小真名子山 右女峰山男体山
ここからの下りで時々踏み跡が見えなくなり、うろうろする。ようやく見つけた時はほっとする。一人では怖い時期だ。小真名子山の鞍部(鷹の巣)までの下りも急だ。
鷹の巣(鞍部)
さらに鞍部からの小真名子の登りもきつい。何回も滑る。ズボンは破くし、右腕に擦り傷を作る。
小真名子山頂には10時50分に着く。

左奥奥白根山 正面左側太郎山 正面右側女峰山

 少し早いが展望もいいので昼食にする。
 やれやれ後は下りだけだと思ったが、そのくだりも急勾配だ。滑らないよう気をつけて下る。帽子を枝に引っ掛け落とすが、途中の幹に止まって助かる。途中からガレ場になっているのが見える。またガレ場は雪がなく、おまけに上からの見通しがよいので、岩に塗られている黄色のペンキがよく見えるので助かる。
 
 富士見峠には12時20分に着く。富士見峠からはなだらかだが、雪が残っている。
 馬立分岐では馬立への道が荒れていて藪に覆われている。後は砂利道のなだらかだが、志津峠まで登りになっていて、疲れている足にはつらかった。
 志津小屋には3時前に戻り、荷物をまとめる。軽くなったようだが詰めるのに一苦労する。舗装された道を三本松バス停まで歩くが途中から雨に合う。疲れた足には単調でつらかった。
 三本松バス停付近の自動販売機で渇いたのどを潤す。寒暖計があったので見たら気温は3℃だった。
雨が上がり、太陽に照らされた「赤男体」が見られた。

バスは定時に来て乗り込む。車内は暖かくほっとする。渋滞もなく東武日光駅に着く。
特急の切符は売り切れなので各駅停車の電車で下今市、新栃木、南栗橋と乗り継いで自宅には22時に帰る。

感想書き込みはこちらからどうぞ