94年8月26日〜27日 富士山
コース  1日目  河口湖口五合目登山口〜本八合目山小屋
           2日目  本八合目山小屋〜富士山頂〜 河口湖口五合目登山口
標高 五合目2304m 八合目小屋3450m 富士山頂3776m

    今回は友人2人と新宿から中央高速経由河口湖五合目行きのバスに乗る。所が土曜日の渋滞で五合目には約2時間遅れて午後1時過ぎにようやく到着した。写真を撮ったあと登り始めるが、最初の1kmほどは下り、6合目で昼食を摂っている頃から霧雨が降り出した。途中からは霧雨もやみ、一時山中湖が見えたが、また8合目付近から雨になった。本8合目の山小屋(江戸屋)に着いた時はすっかり本降りになり、時刻も6時前になったので今日はここに泊まることにした。

それにしても山小屋の客引きはうるさい。地図を見ると、6合目から本8合目までの御来光荘まで全部で16件の山小屋があり、1泊2食で7000円ビール600円ミネラル水700円酸素5リットルボンベ1500円と高い。夕食はどの山小屋もカレーライスしかもレトルトだ。夕食後持ってきたウィスキーを飲み7時前には寝てしまう。夜中夜景がきれいであった。が、雨も降っていたので明日の天気が気になった。空気不足のためか夜中にもどしている人もいたようだ。
   2時に山小屋の人が声をかけていたが、我々は2時半まで寝て朝食後、3時半頃出発する。外に出て頂上まで続く人の列に驚く。結局頂上までは予定の倍の2時間半かかり、御来光は雨のため拝めなかったが、頂上での人の多さに驚く。

山頂の3776mの標高標識のそばで                      測候所の前で

   さすが空気が薄いせいかやたら疲れる。一緒にきた友人は昨晩から頭が痛いといっていたが、頂上の一周コースの登り坂はきつい。測候所のそばの3887mの標高の碑で記念撮影をする。下りは7時40分に下り始め、霧雨で展望がまるっきりきかない中、10時20分に五合目に着く。帰りの1時発のバスの予約をして、昼食を摂っている間に雨が本降りになってきたかと思うと、富士山が雪化粧をしているとの声が聞こえ、急いで外を見ると確かに中腹より上は雪をかぶっていた。帰って新聞で知ったことだが、この日富士山の初冠雪は昨年より30日早く昭和10年に次ぐ記録とのこと。一方東京地方は大雨警報が発令と解除を数回繰り返していたとのこと。
   外国人が結構多いこと、ゴミが多いこと、が目に付いた。フトンは贅沢をいえない。