93年7月29日〜8月3日北アルプス裏銀座
コース
7月29日 新宿駅23:50発
7月30日 信濃大町駅ー葛温泉バス停ー高瀬ダム〜烏帽子小屋〜烏帽子岳往復
7月31日 烏帽子小屋〜野口五郎岳〜水晶小屋〜水晶岳往復〜高天 が原山荘
8月 1日 高天 が原小屋〜雲の平〜三俣山荘
8月 2日 三俣山荘〜三俣蓮華岳〜双六岳〜鏡平〜新穂高温泉
8月 3日 新穂高温泉ー松本駅ー新宿駅

標高 高瀬ダム1270m 烏帽子小屋2552m 烏帽子岳2628m 野口五郎岳2924m 水晶岳2986m 高天原山荘2130m 雲ノ平2480m 三俣山荘2540m 三俣蓮華岳2841m 双六岳2860m 鏡平2280m 新穂高温泉1110m

 

7月29日 夜行のただ一つのリクライニングシートの電車で新宿駅を後にする。寝やすく助かった。

7月30日 信濃大町駅でタクシー待ちのチケットをもらい、しばらく待たされる。葛温泉と終点の高瀬ダムの間はタクシーを10台しかいれていないようだ。タクシーを降り
、河原を横切ると急な登りが始まる。木陰が多く登りやすい。烏帽子岳の崩壊が見えた。
小屋には1時前に到着。
空荷で烏帽子岳を往復する。

要時間が思いのほか掛る。山頂部分は大きなとがった岩が集まっており、平らなところはない。

山頂を示す標識も岩に抱かせている。ビールは美味しく、ゆったりと寝られた。夜中天の川と流れ星を見る。


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7月31日 朝食は食欲がなくご飯を残してしまった。6時に出発。

今日は長い行程だ。三つ岳手前から槍ヶ岳が見え始める。剣岳も見えたが雲の出るのが早い。野口五郎岳までは順調であったが、そこからがきつかった。

アップダウンが多く、1時30分、ようやく水晶小屋に着く。小屋に荷物を置き、空荷で水晶岳を往復する。

下りをワリモ乗越しで鷲羽岳とわかれ、岩苔乗越しで雲の平とわかれ。高天 が原へと下る。ここからがまた道が狭いうえ、上は樹木が覆い被さり先は見えず、下は木の根が道の上に飛び出し、しかも風もなくて暑く、大変歩きにくい。昨日からの疲れも加わって、いい加減いやになってきていた。5時15分水晶池を過ぎ、6時前に雲の平の分岐点を過ぎ、結局山荘についたのは丁度6時になっていた。高天 が原山荘は近くに温泉付の露天風呂があることで有名だ。疲れていたが、遅くなると行くのも大変なので、食事より先に風呂に行くことにした。日焼けした手足が痛く、サロンパスをはって寝る。



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8月1日 朝食のとき、昨日行った風呂は1人用の狭い風呂で、もう少し先に広い風呂があるというので、出発を遅らせ、大きい風呂に入ることにする。

湯量は豊富で、48℃あるという。沢の水もホースでひいてあるので温度は自由に調節できる。風呂から出ると山荘の人たちが7人ほどで風呂桶を担いで移動していった。ニッコウキスゲの咲く湿原で写真を撮ったあと、8:40に出発する。


峠までは順調であったが、そこから雲の平まできつく、へばってしまった。雲の平には12過ぎにつくが、そこで山荘にコッヘルを置き忘れたことに気がついた。荷物を詰め替えたときにいれるのを忘れたようだ。雲の平で電話を借り山荘に電話すると入口に置き忘れたものがあったとのこと。着払いで送ってくれるよう山荘の人にお願いする。j雲の平で昼食を摂ったあと、道は木道になり歩きやすくなる。
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日本庭園を過ぎると今日の宿である三俣山荘が見えてきた。途中、黒部の源流を横切るが、17年前外山君と来たときと同じように、冷たい源流に素足を入れ、その冷たさをまた味わった。

その時、同行の志村君から膝の後ろに水ぶくれがあるといわれてはじめて気がついた。どうやら日焼けした所にニッカポッカの金具が当たり、皮膚がすれて薄くなった所に汗がたまり水脹れ状態になったようだ。皮膚に穴を開けてたまった汗を出し、持ってきたバンドエイドを貼り、歩くのに支障はないようにはなった。山荘には4時過ぎに着く。明日は下るだけ、ビールで乾杯をする。

夕食の赤出汁のみそしるが美味しかった。

8月2日 6時半に山荘を出発、三俣蓮華岳〜双六岳〜鏡平と下り




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小池新道を下る。ワサビ小屋でのビールの誘惑にも負けず、新穂高温泉のバス停に5時10分に到着し、山の汗を流すため、今日は民宿に泊まる。
 8月3日 バスを乗り継いで上高地経由で松本駅に出て、新宿駅に帰り、解散する。お疲れ様。
















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