6月17日(日) 酉谷山(1718m)
コース 奥多摩駅(8:30)ー東日原(9:00)〜一杯水避難小屋(10:50〜10:55)〜酉谷山(12:45〜1:00)〜三又(2:10)〜小川谷林道(2:30)〜東日原(4:10〜4:17)ー奥多摩駅

今回はかねてから行きたいと思っていた通称長沢背稜のロングコースを歩いてきました。日の長いこの時期以外は、行ってみる気にならないほどコースタイムは約8時間40分と長い。昨年の3月雁が腹摺山に行って以来、ロングコースにあこがれています。また1人で来る人が多く、実に静かな山です。雲取山に泊まって下るコースとしても良いのではないでしょうか
奥多摩駅を8:28の電車で大勢の中高年と一緒に降りると、バスは2台停まっている。すぐに座席はふさがったかと思うと、満員状態になり出発する。途中の川乗橋で半分以上の人が降りる。後は終点の東日原までまっすぐだ。今日は長いのでトイレに行ってから珍しく準備体操を少しして出発する。
バス停右側の急坂からすぐに山道へと入る。ヨコスズ尾根は3年前に来たが、入口付近で迷って戻り、後から来た人に助けられ、少し時間をロスする。しばらくはくねくねとした急登が続くが、20分程で少しづつ緩やかになってくる。前後して登ってくる人は年配だがちっともスピードが遅くならない。おまけに休憩していたら追いぬかれてしまい、なかなか追いつかなかった。道は登るにつれ緩やかになり、やがて稜線のようなところに出ると風が気持ち良い。ようやく追いついて話をしてみると年齢は古希(70歳)とのこと。実に健脚だ。40の頃から登っているとのことなのでそんなに長くはなさそうだ。今日は酉谷山から5時間ほどで秩父鉄道の駅に出るのでそこまで歩くつもりとのこと。私より今日の予定は長いようだ。やがて1時間50分ほどで一杯水避難小屋が見えてきた。(写真は年月日別3の2004年3月14日蕎麦粒山参照)
70歳の方はテーブルつきの椅子に腰掛け、しばし休むのかなと思っていたら、水分を補給して5分ほどで、先に行きますのでと、やおら腰を挙げた。思わず私もタイミングを合わせ、腰を挙げる。ここからはゆったりとした登りが続く稜線だ。ただ、埼玉県側は所々しか見えないのが残念だ。稜線では5〜6人の人に会うが皆1人だ。ハナト岩で南側の岩場から富士山と雲取の展望を楽しむ。


七跳尾根の分岐点からはしばらく下りが続き、登り始めてから15分ほどで酉谷峠に着く。すでに12:30になっていたが、昼食は山頂で摂りたいので、休まず山頂を目指す。酉谷山山頂には12:45に着き、早速昼食にする。

丁度山頂に着いたとき、すれ違いで1組の夫婦が下山を始めた。樹が多く展望は良くない。が、地味で静かな良い山だ。ここまで同行した年配の方は昼食もそこそこに1:00に出発支度を整え、ここからは熊の糞があるとのことなので鈴を取り出してつけて、北のほうへ下り、私も酉谷避難小屋から沢方向にまっすぐ下りますと、分かれる。
一旦峠まで戻ると、避難小屋はすぐ先の下に見える。避難小屋で水が湧き出していたので飲むと、冷たくておいしい。三角屋根の酉谷避難小屋は南斜面の急傾斜地に貼りつくように建てられている。

避難小屋からは涸沢の酉谷を一気に下る。稜線と違い、風が通らず蒸し暑い。途中から湧水が少しづつ流れ始め、下るに従って、左右からの渓流が合流し、ますます大きい流れになる。沢で休んでいる人は下から散歩か釣りの為に上がってきた人のようだ。さらに下ると渓流に釣り糸をたれている人も何人かいた。道は一旦渓流から離れ上に登るが、やがて再び下って、沢に出て橋を渡る所が三又で、ここから車道まで約20分の登りがある。
車道に出ると避難小屋からずっと日陰を歩いていてきたので、眩しい。乗用車が3台と工事車両があったが、ゴンバ尾根登り口につながる左の道は通行止めになっている。砂利の車道はすぐ際に6kmの表示があった。後でわかったが、日原鍾乳洞までの小川谷林道の距離だ。所々舗装はあったが、ほとんどが砂利道で、今日は距離が長いので靴が軽いのをはいてきたため、底が薄く、3〜4ヶ月ほど前から再び出来てきた魚の目が痛くなってきたので、左足は柔らかい土の部分を選んで歩くようにした。あちこちで落石がみられ、ガードレールに折れた樹の幹がぶつかっていて、支柱がひん曲がったままのところもあった。日原鍾乳洞の近くに、岩に無数の小さな穴が開いている箇所があった。

ミニ鍾乳洞の様子だ。魚の目は痛いし、疲れてきたので、鍾乳洞からは近いと思ったら、橋を渡った鍾乳洞バス停から20分の距離を、急いで10分で歩いたので、どうにか16:17のバスには間に合ったが、最後は疲れた。バス停につくと丁度1台のバスが着き、乗り始めるところだった。どうやら帰りも2台来るようなので、2台目がついて乗車できるまで筋肉をほぐすが、バスの後列につきながらするのは難儀だった。自転車で来た人がパンクしたので乗せてくれといって、乗務員ともめていた。
奥多摩駅に着き、久しぶりに足を引きずりながらホームに入り、16:52発のホリディ快速に乗る。予定より早く帰れそうと自宅に電話する。立川で乗換え、自宅には17時過ぎに帰る。
費用登戸〜奥多摩往復1780円 バス往復900円 食費600円 計3280円
後段
魚の目は水曜日に我慢できなくて以前自宅近くに行った医院でなく、大学病院に行く。メスで5〜6分で取ってくれ大変楽になった。以前行った医院で痛い目にあったので、以外と楽に1回目が終わりほっとした。

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大山